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太宰さんはこう生きる

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太宰さんはこう生きる

5 - 第4話《過去からの拘束》

♥

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2024年02月26日

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注意書きは前と同じ!(え?)

















《がちゃ》

「ただいまー、、っても、だれもいないのだけれどね」

今日は不思議と疲れた。

可笑しいな、、とおもいつつコンビニで買ったかにぱんを人かじり。

途端に食べる気力さえもうせる。

太宰

「なんの食べる気もないや、まぁどうでもいいんだけど。」

ごろんとひかれたままの布団に寝転がる。

枕を抱え、地面を向き、毛布の上に寝る。

そして私は其の儘眠ってしまったようで。












《カラン》

透明のグラスに入った氷が涼しげに音を立てる。

太宰(黒

「オダサク、今日は来ないのかなぁ」

黒い外套をまとった私がオダサクという人物の名を出し、寂しげに氷をつつく。

太宰(22)

「え、、?どういうこと、?なんでポートマフィアの私が、、」

言葉では戸惑っていながらも、頭ではこれが夢だということを理解していた。

《コツコツ、》

太宰(22)

「ッあ、」

太宰(黒

「あ、オダサク!今日は遅かったじゃないか!」

オダサクと呼ばれた男は此方に目もくれず、イツモの席に座る。

オダサク

「あぁ、少し、時間を忘れていたようでな。」

太宰(15?)

「オダサクにもそういう所があるんだねー、、ところで聞いて欲しいのだけれど!」

ポートマフィアの私は楽しげにオダサクに今日のデキゴトを話す。

それをオダサクはイツモのように相槌をうちながら酒を飲み、それでいて楽しそうな表情をしている。

太宰(22)

「織田作、?」

とうにいなくなったはずの友人が目の前にいる。

自分でもよく分からない。まるで目の前の私が私じゃないみたいだ。

太宰(22)

「お、おださく、」

私は気づいた頃にはポートマフィアの私と話していたオダサクにはなしかけていた。

オダサク

「、、、お前に、オダサクとよばれるすじあいはない。」

あっさり返されてしまった。

途端に何か太く、それでも弱い何かが大きなもので切られたような音が頭にひびく。

太宰(22)

「ッ、!」

脳内で先程のセリフが頭に響く。

【お前におださくとよばれる筋合いはない。】

そりゃあ、そうだ。あのオダサクは、今の私を知らない。其れはわかっていた。

━━━━━━━━分かったいたはず、だったのに。

太宰(黒

「分かっているのに話しかけるの?現実を受け入れたら?もう、おとななんでしょう?」

太宰(22)

「ッ!ハァ、ハァ、ヒュー、カヒュッ」

私は流されるように過呼吸になっていた。

頭でわかっていても、私は何もせずそこに立ち尽くし、過呼吸になる。



オダサクはもう私をみていない。

そう、、私を、、

「ッ、」

太宰(黒)「お馬鹿者なんだね?はは!面白い!」

嗚呼、そうだよ私はお馬鹿者なんだ、、










《バッ》

太宰

「ハァ、夢、ゲホッゴホッ」

太宰

「お、おだカヒュッさゲホッく、ハァ、ハァ」

私という人間は不思議だ。夢だと理解していても、其れを本当に言われたようにその言葉に囚われている。

太宰

「もう寝たくもない、ゴホッゴホッ」

気を紛らわせるのにも、寝る事は怖くなっていた。

太宰

「そ、そうだ、時間、!」

時計を見ると午後7時。

もうそうな時間まで寝ていたのかと、少し苦笑をし、寝た方がいいこの状況に頭を悩ませる。

太宰

「ハァッ、ハァッ、ゲホッゴホッ」

悩んでいる間にも過呼吸は増していく。

太宰

「ゲホッゴホッ、ヒュー、ヒュー、」

私は落ち着いて刃物を取る。

私は包帯をとり腕に摩擦させる。

《ザクッ、シュッザシュッ、》

太宰

「、、、」

何時しか私に目の光は無かった。

私はよくわからなかった。

夢なはずなのに、どうしてこんなにショックを受けているのか。

何か変わったようで何も変わっていないこの世界に腹が立つ。

太宰

「もうどうでもいい、」

《シュッ、シュッ》

太宰

「寝てしまおう、」

もはや考える気力もない。することも無い。だからか私は寝ようとした。

《ピンポーン》

居留守でも使ってしまおう、

自然にそう思った。

誰かを確かめる気力もない。

私はゆっくり目を閉じていた。

《ガチャ》

???

「邪魔するぞ」

私は少し驚いた。どうして来ているのか。

鍵は大体想像が着く。乱歩さんや敦くん等だろう。

でもどうしてだろうか。

私は混乱する頭を放置し其の儘、目を瞑って、毛布の中に潜り込んだ。

中也

「チッ、思いっきり散らかってんじゃねぇか。」

太宰

「来ないで」

どうしてくるのか。それを聞きたかった筈なのに、私の口からは自然と追い出そうとする意思が見えた。

でも其れも本心だ。毛布を被っているとはいえ、今の私を見られる訳にはいかない。



私は先程から大粒の涙が止まらないのだ。

切ってから、、ずっと、











ここまでー!

あ!そういえば7人からフォローされててビックリしました!ありがとうございます!

またねー!

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