テラーノベル
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ハピエンでは無いので多分バドエン。
📢🍍です。
とても短い。
🍍視点
いつからおかしくなってしまったのか。
最初はあんなに幸せで堪らなかったこの関係は、いつ”崩れて”しまったのか。
「なぁ、いるま」
「ん?」
「今、幸せ?」
「…なんでそんな事聞くん?」
「いや、どうなのかなって思って」
「別に、普通じゃない?」
「そ、」
前は「なつがいるから幸せだよ」って即答してくれたのに、今では”普通”まで成り下がってしまったらしい。
付き合って2年。
もう潮時なのかもしれない。
正直、男同士の恋愛なんて続くはずもなかったんだ。
周りからの目は冷たいし、理解者なんてそうそう居ない。
それに、イケメンで誰とでもフレンドリーに話せるいるまは、どう考えたって俺とは不釣り合いだ。
すぐに俺なんかよりいい女性が見つかるだろう。
嫌だなぁ…別れたくない。
ずっと側にいたいのに…
「あ、のさ…」
「ん?」
「俺等、別れよ」
「…どうして?」
「最近、お前解いてつまんないし。」
「…」
「そっか」
「今までありがとな、なつ。」
「うん…」
「俺、帰るわ。」
「元彼といつまでも一緒にいるのは嫌だろ?」
「…そうだな」
「今までありがと、いるま。」
「おう、じゃあな」
いるまが家を出ていくのを見て、心臓が締め付けられる。
あぁ…別れてしまったんだ、と。
まだ実感がわかないが、いつも”隣にいて当たり前の人”が、明日からは居なくなってしまう、という事実が、さらに胸を締め付けた。
いるま、あっさりしてた。
別れよって言って、理由を言ったら、すんなり受け入れちゃって、
つまんない訳ないじゃん。
一緒にいれて楽しかったよ、ものすごく。
でも、俺が側に居ることは、お前の幸せに繋がらない。
いるまには幸せになって欲しいから。
だったら俺が苦しむことくらい、どうってことない。
そう、どうってことないんだ。
これは俺が望んだこと。
だから大丈夫。
「大丈夫な、はず…」
大丈夫だって思っていても、あまりにもあっさり別れを受け入れられて、正直傷ついた自分がいる。
俺への想いは、所詮そんなもんだったんだ…
彼奴からしたら、もっと早く別れたかったのかもしれない。
それでも、一緒にいれて、幸せだった。
目頭が熱い。
今までに無いほど、悲しくて、苦しくて、
心臓が、痛い。
いるまの為だって思えば、すぐに切り捨てられると思ったのに…
「…ッあ”ぁぁぁあ”ぁぁ」(ポロポロ
「い”るまぁ…」(ポロポロ
「嫌だ、別れたくないよ…」(ポロポロ
「戻ってきて、」
「俺の事、嘘でもいいから愛してよ…ッ」(グスッ
もう、戻れない。
でも、俺はずっと、お前のことを
「”愛してる”」
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