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こちらの作品はirxsのnmmn作品となっております
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ご本人様とは全く関係ありません
3連休中に決まった約束の作品に
気合を入れすぎて、
気が抜けた時にできた作品です。
ちょっとした言葉遊びです。
1時間弱クオリティなので、
クオリティの低さはご了承ください。
世界中のどこに行ったって
嫌いな人っているよね
嫌いな人がいない、なんて
聖人みたいな人
いないと思うんだ
でもさ
嫌いな人の種類はあると思うの
俺だって
君のことは嫌いだよ
……まぁ、昔と違う意味だけどね
君のことが嫌いだ
俺は、ないこのことが嫌いやった。
いつもあいつは、
みんなが避けるような仕事や、
面倒で、しんどくて、
誰かが損をする役回りの真ん中に立っていて。
それが当たり前みたいに扱われて、
周りはそれに甘えるみたいに、
次から次へと仕事を持ってくる。
断ればいいのに。
手を抜けばいいのに。
心も身体も、
もう限界なはずやのに、
ないこはいつも笑ってた。
「大丈夫」って顔で、
「任せて」って声で。
Noとは言わない人。
いや、きっと、
言えない人。
なんでそんなことをするのか
意味が分からなくて。
俺は、
ないこのことが嫌いやった。
それでも、
さすがに見てられん日があって。
机の上に積まれた仕事と、
少しだけ震える指を見て、
気づいたら口が動いてた。
「それ、半分ちょうだい」
ないこは一瞬、
きょとんと目を丸くして。
それから、
「ありがとう!」
って、
ふわりと、
本当に嬉しそうに笑った。
その笑顔が、
どうしようもなく胸に残って。
思えばあの時が、
嫌いやったはずの人に、
恋に落ちた瞬間やった。
ないこの仕事を手伝っていくなかで、
俺は少しずつ、
あいつのことを知っていった。
困ってる人を放っておけないところ。
誰よりも周りを見ていて、
誰が無理してるかに、いち早く気づくところ。
気づけば俺の視線は、
いつもないこを追ってて。
気づかんふりしてたけど、
もうとっくに、
嫌いなんて感情は消えて、
好きという感情に変わっていった。
そんなある日。
放課後、
並んで歩く帰り道で、
何でもない話をしてたはずやのに。
胸の奥が、
うるさくて。
気づいたら、
言ってもうてた。
墓場まで持っていくはずやった気持ちを。
「ないこ、好きやで」
その瞬間、
ないこは何も言わずに、
ぽろぽろ泣き出した。
焦って、
胸がぎゅっとなって。
思わず
「ごめん……キモかったよな」
そう謝ると、
ないこは首をぶんぶん振って、
「違う、違うの。
嬉しかっただけ。
……俺も、好きだよ」
その言葉を聞いた瞬間、
考えるより先に、
身体が動いてた。
ぎゅっと、
抱きしめてた。
そして、今。
「まろ、ぎゅして、ぎゅ」
「はいはい、これでええ?」
「んふ。まろの匂い、いい匂いだね〜」
「ないこもな」
みんながおる時は、
相変わらずしっかりしてるくせに。
2人きりになった瞬間、
こうやって、
遠慮なく甘えてくる。
……反則すぎやろ。
可愛すぎる。
どれだけ俺を、
好きにさせれば気が済むんや。
せやから、
俺はないこが嫌いや。
俺は、
まろのことが嫌いだった。
いつも周りと、
どこか一線を引いていて。
一匹狼みたいに、
群れない人。
なのに不思議と、
みんなから頼りにされていた。
軽い一言で、
空気を変えて。
必要な時にだけ、
すっと前に出てくる。
俺は、
みんなの役に立とうと、
必死に走り回っていたのに。
その努力を、
まろは特別なことみたいにしなくても、
いとも簡単に追い越していく気がして。
だから俺は、
まろのことが嫌いだった。
みんなから頼まれた仕事が、
気づけば山みたいに積み上がっていた日。
頭が追いつかなくて、
笑顔も作れなくなっていた時。
まろが、
俺の前に立って。
「それ、半分ちょうだい」
そう言って、
迷いなく手を伸ばしてきた。
俺に、
そんな言葉をかける人なんて、
今までいなかった。
助けて、なんて言わなくても。
弱音を吐かなくても。
当たり前みたいに
隣に立たれたことが、
ただただ、驚きで。
「ありがとう!」
反射みたいにそう言うと、
まろは少しだけ目を細めて、
優しそうに笑った。
その笑顔が、
胸の奥に、
静かに落ちていって。
思えばあの時が、
嫌いだったはずの人に、
恋に落ちた瞬間だった。
まろに俺の仕事を手伝ってもらう中で、
俺は少しずつ、
まろのことを知っていった。
まろは努力家で、
得意じゃない分野からも逃げなくて。
分からないことは分からないままにせず、
何度でも真正面から立ち向かう人だった。
器用なわけじゃない。
要領がいいわけでもない。
それでも、
積み重ねた分だけ、
ちゃんと力にしていく。
だから、
みんなが頼るんだってことを、
そばで見て、ようやく分かった。
気づけば俺の視線は、
いつもまろを追ってて。
気づかないふりをしてたけど、
もうとっくに、
嫌いなんて感情は消えて、
好きという感情に変わっていった。
そんなある日。
放課後、
並んで歩く帰り道で、
本当に何でもない話をしていた時。
不意に、
足を止めたまろが言った。
「ないこ、好きやで」
一瞬、
意味が分からなくて。
思わず、
胸の奥がいっぱいになって、
気づいたら涙が出ていた。
嬉しくて。
嬉しすぎて。
でも、
それを見たまろは、
嫌がらせたと思ったみたいで。
「ごめん……キモかったよな」
そんなわけない。
慌てて首をぶんぶん振って、
必死に伝えた。
「違う、違うの。
嬉しかっただけ。
……俺も、好きだよ」
そう言うと、
まろは一瞬きょとんとして。
それから、
世界で一番安心したみたいに笑って、
俺を抱きしめた。
そして、今。
「まろ、ぎゅして、ぎゅ」
「はいはい、これでええ?」
「んふ。まろの匂い、いい匂いだね〜」
「ないこもな」
みんながいる時は、
相変わらず少し距離を取って、
一線引いたままなのに。
2人きりになった瞬間、
俺のことを
とことん甘やかしてくる。
……ずるすぎる。
かっこよすぎだろ。
どれだけ俺を、
好きにさせれば気が済むんだ。
だから、
俺はまろが嫌いだ。
コメント
4件
最近💬遅くなってごめんんんっっ😭🙏🏻 嫌いは嫌いでも本来とは別の意味の方で照れ隠しみたいで好き…🥹💖 お互いが持ってるものにいいなぁって羨ましがってるのリアルみがあっててすんなり話が入ってくるのがほんとに凄いなって思ってるの👉🏻👈🏻,,, 青桃さんの思いが通じあってて見ててほんわかしてたよっ、読み返す作品が更新される一方で幸…ෆ
わ ー !!! こういう言葉遊び系の青桃さん大好きなんです 🥹🥹 めちゃくちゃ可愛い 、、、、 嫌いは嫌いでも別の意味での『 嫌い 』すごい大好きです 😌💭