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めっちゃ長いです。話飛ばしたりして連結あまりしてないです。
ルシファー「…もう皆寝ているか…朝になったらまた行くか…」
シャット「私は起きております。」
ルシファー「!?」
シャット「こんばんは。王様今日は、半月ですね。月はどんな形でも綺麗ですね。」
ルシファー「急に出てくるな。びっくりした」
シャット「私も起きたくて起きてるんじゃないです。」
ルシファー「スーツで寝ようとしたのか?」
シャット「いえ、着替えました。散歩でもしようかと思って起きてみれば王様がいたので」
ルシファー「またか、夜は毎回散歩してないか?」
シャット「気まぐれです。」
ルシファー「まぁ、私も暇じゃないからな特別について行こう」
シャット「暇なら来なくていいですよ」
ルシファー「大丈夫だ。前みたいなことは必ず言わない」
シャット「…別にあれは私が悪いので」
ルシファー「いや、あれはお前のことを知らずに言った私も悪かった」
シャット「…王様っていい性格してますね。」
ルシファー「そうか?」
外に出る
シャット「羽…」
ルシファー「なんだ?乗りたいのか?」
シャット「…いや、昔天使になりたかったんです。あなたを知って…」
ルシファー「人を殺した時点で悪魔だがな」
シャット「そうなんですよね。でもあなたを本で知った時に思ったんですよ。」
ルシファー「なんだ神話好きなのか?」
シャット「はい、あなたを知ってから神や歴史が好きになったんです。もっと早く生まれてれば天使の時のあなたに会えたのかもしれません。」
ルシファー「でも今生きているから今私に会えたんだそれだけでいいじゃないか」
シャット「そうですね。」
ルシファー「せっかくだから飛んでみるか?」
シャット「どうやって」
ルシファー「持ってやる。じゃあ行くぞ」
シャット「え!?」
ルシファーがシャットを持つ(?)
飛ぶ
シャット「うわ!」
ルシファー「どうだこんな事二度とない経験だぞ」
シャット「なんか猫を持つような持ち方やめてくれませんかね」
ルシファー「猫だろ?」
シャット「まぁ…そうですけど…」
ルシファー「お前猫みたいに落としたら着地できるか?」
シャット「できますけど…」
ルシファー「ポイ」
投げる
シャット「落とすなぁ!!」
キャッチする
ルシファー「ハハッ笑 すまんすまん笑」
シャット「…そろそろ下ろしてくれませんか」
ルシファー「投げて欲しい?」
シャット「下ろしてください」
ルシファー「はいはい」
シャット「ありがとうございました。素晴らしい経験でした」
ルシファー「いい経験だろ?私も悪魔と飛んだのは初めてだ」
シャット「私も堕天使にこんなことされると思いもしなかったです。」
ルシファー「誰も思わないだろうな」
シャット「…まだ起きるまで時間がありますが何か話しますか」
ルシファー「そうだな…お前の話を少しくらいなら聞いてやってもいいが」
シャット「…聞いてくれるんですか?」
ルシファー「話した方が楽だろ?それにあの時にお前は最初私を避けたから何かあるとは思ってたんだ」
シャット「あの時?」
ルシファー「私が初めてお前にあった時にチャーリーの父親と知って私を避けただろ?」
シャット「あー…」
回想
チャーリー「パパ!!」
ルシファー「チャーリー!久しぶりだな!」
チャーリー「ずっと会いたかった!」
ルシファー「ホテルを建てたんだな。素晴らしいホテルだ!」
チャーリー「私の仲間を紹介するわね!」
チャーリー「こちらはヴァギー!私の恋人よ!そしてエンジェルとハスクとニフティ!」
チャーリー「それとあと2人アラスターとシャットって人が私たちのマネージャー!」
ルシファー「そうか!やはりお前はすごい!」
アラスター「初めまして。ルシファー陛下お会いできて光栄です!意外に小さいのですね。」
シャット「…ルシ…ファー?」
ルシファー「あ?そうだがお前がシャットか?」
シャット「……」
ルシファー「…?無愛想なやつだな」
ルシファー「話してみろ。何も言わない」
シャット「…私両親が離婚して父親に引き取られたけど父がすぐ他界したんです。だから父親や母親の存在が欲しかったんです。」
ルシファー「なるほどな…それだけか?」
シャット「まだ話していいんですか?」
ルシファー「あぁ、いいから聞いてやってる」
シャット「どうも…それで当時2歳だったんですけど父の兄が施設に入れてくれてそのまま12歳まで育ったんです。その後に母親と弟に会ったんです。」
ルシファー「それで殺したと?」
シャット「はい、父の葬式に来なかったことと私を引き取ってくれなかった怒りで」
ルシファー「…そうか」
シャット「…私…チャーリーが羨ましかったんです。」
ルシファー「なんかアラスターから聞いたな」
シャット「私はアラスターと契約してることが特別感があって居心地がいいんです。」
首輪が出てくる
ルシファー「契約は縛られてるってことだぞ」
シャット「…大切にされてるって感じがするんです。普通の家族はしないと思います。でも私には普通は分からないからこれがいいんです。」
ルシファー「なるほどな、でも…」
シャット「?」
ルシファー「お前が言った家族は特別というとても響いたぞ。お前のおかげで大切なものにまた気がついた。お前には家族以外にも仲間がいるだろ?」
シャット「……」
ルシファー「お前は一人じゃないそれとお前にはアラスターがいるだろ?」
シャット「…フフッ笑 本当におかしな人だ…」
ルシファー「さぁ、ホテルに戻ろう」
シャット「…あの…奥様のお話してくれませんか?」
ルシファー「ん?リリスのことか?」
シャット「はい、気になります。」
ルシファー「まぁな、堕天の後にどうすればいいか分からない時…リリスが私を支えてくれたんだ」
シャット「……」
ルシファー「また…リリスに…会いたい…」
シャット「……」
ルシファー「まだここにいるのか分からないし天国に戻ったのかも分からない。私はリリスとチャーリーだけが心残りだ…」
シャット「…そうです…ね」
ルシファー「全て私が悪いんだ…イブに禁断の果実を食べさせアダムを怒らせて…」
シャット「…何故追放なんですかね」
ルシファー「え?」
シャット「私が知ってる神話はあなたは神になろうとしたから逆らいの罪で追放されたんです」
ルシファー「そうなのか…まぁさほど変わらない」
シャット「……」
ルシファー「まぁ、アダムを1番怒らせたのはな…」
シャット「え?」
ルシファー「イブをな…」
ゴニョ ゴニョ
シャット「ッ!?///」
ルシファー「ズッコンバッコンだな」
シャット「聞きたくなかった…///」
ルシファー「なんだこういうの苦手か?」
シャット「いや、なんか…意味が分かって恥ずかしいです…」
ルシファー「そういえばお前経験ないんだってな?」
シャット「どこからその情報を?」
ルシファー「アダムから聞いた」
シャット「あのエロジジィが」
ルシファー「やり方を知ってるのに経験ないんだな」
シャット「〜〜ッ///」
ルシファー「なんだ?怒ったか?」
シャット「エロおやじがッ」
ルシファー「お前な!地獄の王になんて事を!」
シャット「いえ、何も言ってません。」
ルシファー「まぁ、いい。でも地獄なら有りそうだがな」
シャット「いえ、無理ですよみんな私には逆らえませんよ」
ルシファー「?どういうことだ?」
シャット「私には誰にもできない秘密の魔法が沢山あるので」
ルシファー「なるほどな」
シャット「…ほらホテルつきましたよ。コーヒーでも入れましょうか?」
ルシファー「いや、いい」
シャット「そうですか…では私は歩き疲れたので寝ますね」
ルシファー「そうか付き合ってくれてありがとうな」
シャット「いえ、こちらこそありがとうございます」
アラスター「…あ、おかえり」
シャット「起きてたんですか」
アラスター「あなたが急にいなくなるから」
シャット「あ、ルシファー来てましたよ」
アラスター「そうですか…まぁ、後でいいでしょう」
シャット「そうですか。私はさっき話しました」
アラスター「長時間ね」
シャット「よく知ってますね。」
アラスター「ずっと起きてましたから」
シャット「…ねぇ、アラスター」
アラスター「ん?」
シャット「私たちが死んだ日に月の形覚えてますか?」
アラスター「月?」
シャット「私は覚えてないんです。月って太陽の光を反射してるんですよ。」
アラスター「えぇ、ロマンチックですよね。」
シャット「私は月はどんな形でも実態はありますから美しいと思ってます。」
アラスター「月は1人じゃ輝けないというのはとても切なく面白いですよね。」
シャット「……」
アラスター「急にどうしたんですか?月の話なんてして」
シャット「いえ、今日は半月なので」
アラスター「私は満月の方が好きですけどね」
シャット「…そう…完璧になった満月けど完璧までにかかる時間が長い…」
アラスター「……」
シャット「それが今のみんなですよ。誰かに協力してもらわないと完璧にならないような」
アラスター「確かにね…」
シャット「でもあの子…チャーリーは違う。あの子は私たちを照らす太陽みたい…」
アラスター「…でもね。太陽は夜には主役交代するのですよ。」
シャット「……」
アラスター「朝や昼を輝くのが太陽かもしれない。でも夜を照らすのは月しかない反射でも夜には月が主役」
シャット「確かにそうですね。私はやっぱり夜が好きです。」
アラスター「私も好きですよ。」
翌朝
シャット「……💤」
外…うるさい…
アラスター「そろそろ子離れしたらどうですか?」
ルシファー「しているつもりだ!私はただチャーリーが心配だから来てやってるだけだ!」
アラスター「それを子離れしてないんですよ!」
ルシファー「このクソ野郎が!!」
アラスター「おやぁ?何か言いましたかね?体が小さいから聞こえませんね〜?」
ルシファー「ハハッ 耳が遠くなったか!」
アラスター「いえ、虫の羽音などはさすがに聞こえませんねぇ」
シャット「…何してるの?」
ハスク「見ての通りアラスターがルシファーを煽ってんだよ」
シャット「…なるほど」
アラスター「ねぇ、シャット体が小さいと声も小さく聞こえないですよね?」
シャット「え?」
ルシファー「お前なァッ!」
シャット「私はまだ何も…」
ルシファー「もう本当にお前らは!礼儀というものを知らないのか!!もういい!私は帰る!」
アラスター「でもどうせここに泊まるじゃないですか!」
ルシファー「なら!お前は絶対に近づくな!」
アラスター「えぇ、言われなくても加齢臭は嫌ですからねぇ」
ルシファー「クソ野郎が!!」
ドアを強く閉める
シャット「……」
チャーリー「もう…あんまりパパを虐めないで…」
アラスター「そう言われましても」
シャット「もう少し使う言葉を改めてください。」
シャット「親子揃って鬱とか…遺伝ってすごい…ボソッ」
チャーリー「シャットごめんけどパパの様子見に行ってくれない?」
シャット「えぇ、いいですけど何すれば…」
チャーリー「前みたいに私をメンケアした時みたいにメンケアして欲しいの」
シャット「…まぁ、いいですけど…あなたがやった方が…」
チャーリー「ありがとう!私だったらパパが対応困るかもしれないから…」
シャット「なるほど。では行ってきます。」
チャーリー「ごめんね。ありがとう。」
ルシファーの部屋
コンコン
シャット「王様。入ってよろしいですか?」
ルシファー「……」
シャット「…いますかね?」
ルシファー「…いる」
シャット「そうですか。チャーリーが心配しています。」
ルシファー「…そうか」
シャット「…出てきませんか…入って欲しくもありませんもんね。」
ルシファー「…なんで私に気を遣う」
シャット「チャーリーに頼まれたので」
ルシファー「頼まれても嫌なら承知しないだろ、?」
シャット「そうですかね?嫌じゃないから来たし」
ルシファー「余計なお世話だ」
シャット「…はぁ、なにかして欲しいこととかないですか?何でもしますよ。」
ルシファー「……別に何も」
シャット「そうですか…まぁ、一応まだここにいますよ。」
ルシファー「…じゃあ…なんか料理作って」
シャット「料理?」
ルシファー「甘いの食べたい」
シャット「…なんか好きな物ありますか?」
ルシファー「…パンケーキ…」
シャット「分かりました。待っててください」
チャーリー「あ、どうだった?」
シャット「パンケーキ食べたいと言われました。」
チャーリー「そうなの?私代わりに作ろうか?」
シャット「いえ、私が作るので大丈夫です。」
チャーリー「そう?ありがとう。」
アラスター「シャット私の分も作って」
シャット「いやです。」
アラスター「( ._.)」
チャーリー「私が作ってあげるから…笑」
シャット「なら私が作ります。甘さ控えめに作りますので待っててください。」
チャーリー「あ、あらそう?笑笑」
ヴァギー「意外に嫉妬深いとこあるんだ」
エンジェル「俺の分も作って〜」
シャット「甘いほうがいいですか?」
エンジェル「うん!」
シャット「ならせっかくなので全員分作りますね」
数分後
シャット「フーッ 久しぶりに沢山料理作りました…」
チャーリー「うわ!!美味しそう!」
エンジェル「せっかくだからチェリーに連絡しよ!」
コンコン
シャット「王様。ちゃんと作ってきました。」
ルシファー「……」
シャット「…王様?」
ルシファー「…ちょっと中入ってくれ」
シャット「はい、失礼します。」
ルシファー「…本当に甘そうだな」
シャット「甘いの食べたいと言ったじゃないですか」
ルシファー「…たしかにな…」
シャット「ではちょっと戻りますね。」
ルシファー「…待ってて」
シャット「はぁ…」
ルシファー「…美味いな。甘さもちょうどいい…」
シャット「どうも」
ルシファー「なぁ、私は傲慢だと思うか?」
シャット「え?」
ルシファー「他者を見下しながら権力を持ちこの地獄の支配者だ。でもあいつは権力立ち位置関係なく私に逆らった。」
シャット「……」
ルシファー「長く生きだから分かる。私に逆らったものはいなかった。全て思い通りだった。」
シャット「傲慢で良いではありませんか。」
ルシファー「は、?」
シャット「だってあなたはルシファーですよ?」
ルシファー「…あぁ…」
シャット「あなたはルシファーだから傲慢でいいじゃないですか。」
シャット「ただ…アラスターは傲慢だろうが関係なく自分を支配しようというものは全て排除するだけ。」
ルシファー「……」
シャット「アラスターも傲慢なんですよ。けど傲慢なアラスターも私は好きです。」
ルシファー「私とあいつが同じと言いたいのか?」
シャット「いえ、むしろ逆です。違いますよ。あなたの傲慢とアラスターの傲慢は」
ルシファー「は?逆?」
シャット「月で表した方が分かりやすいです。あなたは満月で完璧な状態の権力でアラスターは三日月で完璧に近づこうとする」
ルシファー「…私を完璧と言いたいのか…、?」
シャット「えぇ、もちろん。何せあなたは堕天使ルシファーでしょ?」
シャット「アラスターは本物の悪魔あなたは堕天使全然良いでしょ?完璧なんて求めなくていいんですよ。もう完璧に権力も立ち位置も武力も」
ルシファー「…よく分かったよ!私の価値が!」
シャット「……」
ルシファー「お前達は似ているんだな。」
シャット「えぇ、似てますよ。」
ルシファー「恐れ、逆らい、失望、絶望、死を知らず私に刃向かうそのプライドとメンタル。お前も私に逆らうことを恐れていない。死を恐れていない。」
シャット「……」
ルシファー「そうだろ?」
シャット「フフッ笑 ハハハハハハッ笑笑」
シャット「ハハハハッ笑…当たり前でしょ?立ち位置なんて全て理解している。権力の違いも…」
ルシファー「フッ 」
シャット「理解してるから逆らいたい。それを手に入れたい。地獄は彼の物あなたの権力もいずれ彼のものになる!」
ルシファー「そうか!楽しみにしているよ!」
シャット「…でも…」
ルシファー「?どうした?」
シャット「なぜ、あなたは自分の権力を手にしようとした私を殺さなかった?」
ルシファー「別に…あれは私の意思じゃない。説得された…と言った方が正しい」
シャット「説得?」
ルシファー「…アラスターにな」
シャット「え、?アラスター?」
回想
アラスター「陛下少しいいですか?」
ルシファー「?なんだベルボーイ私は忙しいのだが」
アラスター「天使って呪いとか掛けれるんですか?」
ルシファー「呪い?」
アラスター「…シャルが…天使を殺してから苦しんでいて」
ルシファー「気のせいじゃないのか?」
アラスター「違います。服に血がついてて何せ苦しそうにしている。まるで呪いのように」
ルシファー「…確かに呪いを使えるやつがいるというのは聞いたことがある」
アラスター「それ治し方はないんですか?」
ルシファー「あるはあるがなぜ私がそんなことを?」
アラスター「あなたにしか頼めないんです。彼女を救ってください…」
ルシファー「お前結構愛されてるな」
シャット「…ハハハハッ笑 愛なんて…」
ルシファー「お前達はいい関係なんじゃないか?」
シャット「…えぇ、最高な関係ですよ。」
チャーリー「美味しいね!あ!パパ大丈夫?」
ルシファー「あぁ!大丈夫だ!」
チャーリー「そうなの!よかった!シャットありがとう!」
シャット「ニコッ」
アラスター「凄いですね。あの鬱陛下をここまで回復させるなんて」
シャット「…そうですね…」
アラスターのことをじっと見る
アラスター「?どうした?」
シャット「いえ…愛されたいと思うのは罪じゃないなと思って。」
アラスター「…そうですね。」