前回の続き!
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1章:隙あらばハグ
しおんがキッチンで夕食の準備をしていると、背後からスッと抱き着いてくる。
「あっきぃ!邪魔だ!離れろ!」 「え〜、だって、しおんが美味しくご飯作れるように、愛のパワーを注入してるんだよ?」
あっきぃはしおんの首筋に顔を埋めて、わざと甘い声を出す。しおんは体が熱くなって、手元の包丁を危うく落としそうになった。
「い、いらねぇ!ていうか、俺が作ったご飯、食いたいんだろ。離せ!」 「うん、食べたい!しおんの愛がこもったご飯、世界一美味しいもん。でも、しおん自身が一番美味しい」
「〜〜〜っ!!もう知らない!!」
しおんが逆上して、あっきぃから逃げようとすると、あっきぃは絶対に離さない。
「冗談だよ、しおん。でも、抱きしめてると落ち着くんだ。ずっとこうしてたいな」
そう言って、あっきぃはしおんを安心させるように優しく抱きしめ直す。しおんは、抵抗しながらも、あっきぃの体温に密かに安心していた。
(…あっきぃが、なんか、やたら甘い。どうしたんだよ…)
しおんは内心で戸惑いながらも、あっきぃのデレに絆され始めていた。
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