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怖い夢を見てしまった。
おかめさんが急に真顔で「別れよう」と言われた夢を。
「なんでこんな時に、?」
今日はおかめさんは仕事が遅くなる為、
『先に寝ててね』と言われたが…
どうしても…「おかえり」が直接言いたくて起きていたらソファーで寝落ちしてたらしい。
「おかめさん…私の事…もう…」
私は一人勝手に不安になりながら涙を流していた。
おかめさんがそんな人なはずないのに…
「…寂しいよ…おかめさん…」
「早く帰ってきてよ…」
そんな事を思ってる時
ガチャ
『ただいま〜』
「!」
大切で大好きで安心する声が玄関から聞こえてきた。
私は涙を拭わずおかめさんの所へかけよって…いつの間にか抱きついていた。
『どうしたの?……泣いてるの?』
「…泣いてない(泣)」
『泣いてるじゃん笑』
私は泣いている理由をおかめさんに話しておかめさんは何も言わずうんうんと頷きながら聞いてくれて…
『そっかぁ…夢の中の俺は〇〇ちゃんにそんな事を…』
「…怖かった 泣」
「あんな顔のおかめさん…初めてみたよ…」
「もう私の事嫌いになったのかなって…不安になって…」
「ずーっと寂しい思いしてたのに…」
あぁ、疲れてるおかめさんに対して私は何言ってるんだろう。
こんな面倒くさい女みたいに…
「…………ごめんね」
『…俺が寂しくないと思う?』
「え?」
『俺も実は仕事三昧で〇〇ちゃんの事ずーっと思って〇〇ちゃん不足で死にそうだったんだから』
「私…不足…」
『でも〇〇ちゃんに心配させちゃうと思って言わなかったんだ』
「…私もおかめさん仕事で疲れてるから…寂しい事言えなくて…」
『…お互い気遣い過ぎで寂しいの我慢しすぎたみたいだね笑』
「…そうだね笑」
『だから今夜は一緒に寝ない?』
「…それはいつもじゃん。笑」
『いいじゃ〜ん、最近朝しか会えてなかったし』
「まぁ…たしかに」
「…おかめさん」
『ん?』
「明日…休みだよね…?」
『うん、休みだよ』
「だったら…明日は一日中甘えさせて…」
『何それかわいい』
「お互いおかめさん不足と私不足だったんだからいいでしょ…?」
『もちろん♪』
『よし、じゃあ今日はもうベッドに行って寝るよ〜』
ひょいっ
「な…おかめさん?!疲れてるのに…」
おかめさんは突然私をお姫様抱っこした
『大丈夫、好きでやってるんだから』
『にしても軽いな』
「軽くないと思うけど…」
『ずーっと離れることはないから。安心して。』
…いつの間にか私はすやすやと眠っていた。
今夜はぐっすりと安心して寝れる…そんな気がした。