テラーノベル
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🌈🕒 BL 二次創作
※ 地雷サンは🔙
※公式様との関係はありません
※年齢操作あり
※捏造
( g→🦊 ・ t→⚔️ )
g side
俺が祀られている神社に毎日来る子供がいる。
その子の名前は”トウヤクン”と言うらしい。
t 「 かみさま、ぼくのオネガイかなえてください! 」
t 「 ぼくにたいせつな人をください!! 」
そしてこの子は賽銭箱に5円を投げ入れる 。
この子はきっと虐待を受けているのだろう。服はボロボロ、髪の毛にはフケがあり、靴もまともなものではない。
トウヤクンは石段に座り込み話し始めた。
t 「 こんど、がっこうでじぶんのたいせつな人をはっぴょうするしゅくだいがあるの。 」
t 「 けど、おかあさんはふだんおうちにいないし、おとうさんはもともといないからぼくにはたいせつな人がいないの。 」
t 「 だからこまってるんだぁ、 」
g 「 じゃあ俺が叶えてあげますね 」
t 「 いまだれかはなした?!もしかしてかみさまかなぁ、 」
t 「 ふふ、かみさま、ぼくのことみててね! 」
そういいトウヤクンは帰っていった。
9年後
t 「 神様、9年ぶりですね。 」
t 「 来るのが遅くなってしまいすみません。 」
t 「 僕はもう中学3年生になりました。 」
t 「 神様のおかげで僕のお母さんは少し家に帰ってくるようになり2人で仲良く暮らしています。 」
t 「 最後のお願いです。 」
t 「 神様に会いたいです…なんちゃって 」
t 「 そんな無理なお願いダメですよね。 」
g 「 いいっすよ 」
t 「 ぁえ、?かみ、さま、? 」
g 「 はい、俺は君のことずっと見てましたよ 」
g 「 9年前のお願い、覚えてるっすか? 」
g 「 大切な人を下さい、って願い。 」
g 「 俺じゃだめですかね、? 」
t 「 ! 」
t 「 僕の大切な人になって貰えるんですか、? 」
g 「 君が良ければ。刀也くん 」
t 「 嬉しいけど遅いや、神様。 」
g 「 遅くなってすみません。 」
g 「 迎えに行ってあげれば良かったっすね。 」
t 「 いいですよ、僕が迎えに来たかったので 」
t 「 これからはずっと隣にいてください。 」
g 「 勿論っすよ。君だけの俺ですから。 」
そう言って桜の散る石段を降り、鳥居を潜る。
夕陽に照らされながら君と辿る家路はとてつもない温かさがあった。
コメント
1件
ないsー!