いやぁ…いいね…
なんか、筋肉ムキムキが恋愛面で疎いのめっちゃ好きなんすわ。
あっ前回の続きです。
今回はただただ悩む紅林君だお。
久我君は吹っ切れてグイグイ行って欲しいものですな(願望)
だからね!気をつけるんやで!
紅林視点
「は、、?」
真っ直ぐな目で一瞬たりとも目を逸らさず伝えられる2文字の言葉。あまりにも急すぎてせっかく喋れるようになったのにまたどもってしまう
いや、冗談か?男同士の悪ふざけみたいなこともあるよな、それにしちゃあ悪趣味だが嘘だと言ってくれ久我…期待を込めて見つめ返すが久我は赤面なんてもうしておらず獲物を捉える目付きになっている
俺はこの顔を知っている、やると決めたら何処までも追いかけ回し達成するまで諦めない捕食者の顔だ。
あぁ、本気だなと本能が言っている。どうしようか、俺はどうしたらいいんだ
グルグルとこの状況を打破する為に考えているとずっと握られていた手に痛みが走る
「イッ!?!」
痛みをする方へ目を向けると久我が俺の手の甲に強く噛みつき歯型を残した
残ったあとは獣が縄張りを主張するためのマーキングの様で本気度がうかがえる。
噛み終えた久我はペロッと傷口を舐め舌なめずりをする。その仕草に不本意ながらもドキッとした自分の反応にビビる
「紅林。返事は直ぐにとは言わねぇ、言わねぇがこの傷が消えるまでだ。これが消えたら手段を選ばないからな覚えとけ」
ギラギラとした目で放たれた言葉はグルル…と威嚇の声が聞こえてきそうな程強く、逃げる事は許されないのを嫌でも分からせられる
告白というかもう脅しの様なセリフを吐き捨て久我はもう一度手の甲にキスをしその場を去っていった
傷が消えるまで…この傷だと5日から1週間ってところか…
とりあえず今日は帰って寝よう…さっきまで感じてた空腹感も消えてる…
「あ゛ーくそっなんか悔しいな。」
頭を掻きむしりながらモヤモヤする感情を歩きながら独り言に乗せる、今回は完全に負けた。まぁ、俺が勝手に勝負にしているだけなのだが…
「好き…か。」
唐突に放たれた短い愛の言葉は十分俺に効いた、今まで受けたどんな攻撃よりも威力があり持続ダメージも着いてる。
正直な所アイツに恋なんてしてねぇ。久我と俺は犬猿の仲、自分で言うのもなんだがライバルだと思っている。
でも、何とも思ってねぇならなんでキスされた時点で突き飛ばさなかった、気持ちわりぃと思わなかった、
しかもいきなりキスされたとしても俺なら胸グラを掴まれた時点で
避けられた
実際唇が触れる瞬間までは十分に時間があった。
考えれば考えるほど自分の行動に疑問が浮かび上がってくる。何で俺は……いや、結論を出すのはまだ早い。まだ5日もあるんだゆっくり考えよう
いつの間にか着いていた我が家に入り寝る準備をする。
敷布団へ飛び込み目を閉じる。
……
ドンドンドンドン!!
「んあ、なんだ」
窓からは光が差し込み雀が鳴いている。こんな朝っぱらからだれだ…スマホを見ると時刻は朝の5時半。いや早すぎだろ…
こんな朝から来るのはろくな奴じゃねぇ…無視だ無視…
しかしずっと扉を叩かれる音は止まず諦める気配はない
「はいはい、誰だ…」
こちらが折れて暖かい布団から身を出しフラフラしながら扉を開ける
「朝っぱらからなん、だ…」
「よう。紅林」
昨日からずっとオレの頭を悩ませ続けている久我が何食わぬ顔で立っていた。昨日から何なんだこいつは。
「…何しに来た」
「何しに来たって、当たり前だろお前に会いに来た」
「…いや、時間考えろ」
「空いてる時間がこの時間しかねぇんだ…その、迷惑かけたならすまん…」
少ししゅんとした顔でこちらを見るな…ずりぃだろうが…1つため息を着くと久我の方へ向き直る
「毎日来んのか?」
「あぁ、その傷が消えるまで。」
「…分かった、連絡先やるよ。来る時間の5分前に連絡よこせ。アポ無しは非常識だぞ」
俺は紙とペンを用意し電話番号を書き渡すと久我は少し固まりすぐ後ににんまりとした笑顔で紙を受け取り眺めている
「んじゃ、俺行くわ!また明日な!」
「おう、また明日。」
ルンルンとした様子で後ろ姿が離れていく
「余計なことしちまったか…??」
いやいやいや、これは毎朝いきなり来られたら迷惑なだけだ。決して絆されたとか…そんなわけじゃねぇ
…まぁでも。ちょっとだけ明日から楽しみだな
はいっ乙女!2人ともかわいい!キスしてあげる!!!!ちゅ!!!!
結構反応頂いて調子乗って書きました。みんな大好き愛してる♡
関係ないけどいつか冨樫の兄貴の受け書いてみたい
冨樫の兄貴は絶対バブみ溢れる。
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