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ギフンは、家の前に立つヨンイルを見て、喉がひゅっと鳴るのを感じた。

「……なんで、ここに?」

「会いたかったから」

ヨンイルは微笑んでいた。

その顔はいつもの親しげな表情のはずなのに、どこか違う。

ギフンの目をじっと捉えて離さないその視線が、異様なほどに熱を孕んでいる。

「さっき仕事終わったばかりだろ? もう深夜だぞ」

「知ってる。ギフンの今日のスケジュールくらい、全部把握してるから」

「……は?」

「だって、好きなやつのことは全部知りたくなるだろ」

ゾクリと、背筋が凍る。

その言葉が冗談ではなく本気なのだと、ヨンイルの目を見ればすぐにわかった。

「なあ、ギフンさん……」

ヨンイルがゆっくりと近づいてくる。

ギフンの足は、なぜか動かなかった。

「私、ギフンさんが好きすぎておかしくなりそうなんだよ」

言葉とともに、頬に触れる指。

男の手のひらは熱かった。

「お前が病院で誰かと話してるのを見ると、イライラする。

楽しそうに笑ってるのを見ると、その口を塞ぎたくなる。

他のやつに気を取られてると、そいつを消したくなる」

ギフンの手首を掴んだヨンイルの指が、ぎゅっと食い込む。

「ねぇ……私だけを見てください」

その声音には、冗談も軽さも一切なかった。

「ヨンイルさん——」

「もう我慢するの、限界です」

ドンッ!

ギフンは壁に押しつけられた。

目の前にはヨンイルの顔。

「ギフンさんは私のことを”親友”だと思ってるんだろうけどさ……」

その笑みは、狂気を孕んでいた。

「私はそんなもん、最初からいらない」

ギフンの喉が鳴る。

「ギフンさんが他のやつと笑ってるのも、他のやつと飲みに行くのも、もう見たくない」

指が、ギフンの顎を持ち上げる。

「ギフンさんが私を好きになるまで、待つなんて、もうできない」

まるで獲物を捕らえるように、ヨンイルの指が絡みつく。

「だからさ……私だけを見て、ギフンさん」

その目は、狂ったようにギフンを求めていた。

そして、次の瞬間——。

——唇が、奪われた。

呻き声を漏らしたギフンを逃がさないように、ヨンイルの腕がぎりぎりと腰を抱き寄せる。

力が強すぎて、抗えない。

「んっ、……ヨンイルさん、やめ……っ!」

抵抗するギフンを無視して、ヨンイルは唇を離さない。

舌を絡め、呼吸さえも奪い尽くすような口づけ。

「ねぇ、ギフンさん……もう”親友”なんて言うなよ?」

ヨンイルは、歪んだ笑みを浮かべてギフンの頬を撫でる。

「これからは——”私のもの”って呼ンでください」

逃げられない。

ヨンイルの執着が、ギフンを絡め取って離さない。

ギフンは、自分がとんでもない男に捕まってしまったことを、ようやく理解した——。


あー、もうヤンデレMAXにしました!再生さんと言う方を参考にさせて頂きました!良いものが書けたのでは…!リクエストもお待ちしてます!じゃね

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