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２週間後
司朝はみるみる回復し、目を覚ましてから３０日後で退院までとなった
諸星：お疲れ様
司朝：本当にお世話になりました
諸星：とんでもない笑 無事に回復してくれてありがとう！
司朝母：先生も家族の一員ですよもう笑
司朝：確かに笑 なんだかんだ言ってお世話になりっぱなしだったし
諸星：もう自分の息子かのように見てたよ笑
司朝母：司朝、じゃあ行く？
司朝：おう
諸星：気を付けてな？
司朝：お世話になりましたﾍﾟｺﾘ
諸星：笑笑
病院のエントランスロータリーには司朝の父、姉と桜が待っていた
司朝父：お、来た来た
司朝姉：お帰り〜
桜：退院おめでとう！
司朝：え、桜ちゃん…？
司朝母：桜ちゃんも待っててくれたの
司朝：なるほどね笑
すると…
桜：ｷﾞｭｯ
司朝：！？
桜は司朝に抱き付いた
桜：本当に良かった…ｸﾞｽﾞｯ
司朝：え…？
桜：このまま目覚さなかったらどうしようかと思った…
司朝：あぁ…。ごめんな？桜ちゃん
桜：うぅ…ｸﾞｽﾞｯ
司朝は桜を抱きしめ返した
司朝：無事退院出来たよ…
司朝：桜ちゃんのおかげたよ
桜：え、私…？
司朝：だって、いつも病院来てくれてその度に俺の安否心配してくれるし。もちろん見舞いに来てくれた全員もだけど
司朝：桜ちゃんの存在が俺の励みだったよ
桜：うぅ…っ。ありがとう…ｸﾞｽﾞｯ
司朝：もう…笑
司朝母：司朝ー
司朝：ん？
司朝母：そろそろ帰るけどどうする？
司朝：あ、帰るか
司朝父：じゃあまたな
司朝：え？
司朝父：今日夜勤だから
司朝：あ、そうだったわ笑
司朝父：じゃあな
司朝：うん
司朝母：そうだ、桜ちゃんは？
桜：え？
司朝母：この後は何かある？
桜：いえ、何もないです
司朝母：良かったら乗って行く？
桜：え？良いんですか？
司朝母：もちろんだよ。ね、司朝
司朝：ああ。せっかくだし乗っていきなよ
桜：じゃ、じゃあお言葉に甘えて…
司朝母：うん！どうぞどうぞ！
桜は司朝の家族の車で帰る
すると、司朝の姉が桜に耳打ちでこんな質問を投げかける
司朝姉：ねぇ桜ちゃん
桜：はい？
司朝姉：司朝の事はどう思ってる？
桜：え…、どうって？
司朝姉：司朝に対する想いの事だよ
桜：あ、あの…正直に言うと…
桜：好き…になっちゃってます…///
司朝姉：あら！
桜：司朝くんって彼女さんいます…？
司朝姉：いや、いないよ？
桜：そうなんですか？
司朝姉：ああ見えて司朝、彼女出来た事１回もないみたいよ笑
司朝姉：想いを伝えるなら今だよ？
桜：が、頑張ります！
司朝：２人で何話してんの？
司朝姉：司朝が退院して良かったって話
司朝：あ〜、なるほどね笑
数分後、帰路に到着した
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