メリークリスマース!
と、いうことで
へびまるからのプレゼントです!
もうへびまるの元にサンタさんは来ないんですよね…(当然)
悲しいですねぇ
さて、毎度の如くwesvanでございます
始まる前に少し雑談させてください
ペアレース最高か!!!
ありがとうございます。
どうやらvanさんは天才児のお願いだったらコスプレくらいするらしい
ほぉ…?(創作意欲⤴︎)
なんのコスプレがいいかなぁ
メイドか?バニーか?猫耳か?
私の知識が足りぬ…!
誰か…アイデアを恵んでください……!
失礼致しました
それでは、どうぞ。
「聖なる夜には、最高のクリスマスプレゼントを」
クリスマスイブの夜、恋人たちのイベントの中で最大といっても過言ではない重要な時。
私は1人寂しく家路に就いていた。
何故私がこんな目に遭っているのか。
ヴァンさんにデートを断られてしまったのだ。
一組織のボスたる彼の事だから、そりゃ当然忙しい事だってあるだろう。
しかし今日は!クリスマスイブ!!
クリスマスわかる?
普通、恋人と過ごすよな?
えなに、私の方がおかしい?
そんなわけないだろ。
私ちゃんとデートに誘ったよ?
断るってありえる?
仕事ってなんだ仕事って。
恋人である私との逢瀬を最優先すべきでは?
悶々と車を運転しながら、ヴァンさんがいないならやることもないし、と不貞寝を決意する。
いい子に寝てやるっ
サンタよ、思う存分来るがよい!
なんてね。
犯罪者の家に来るわけないだろ。
鍵を開け、家に入る。
「ただいまぁ」
合鍵はヴァンさんに渡してあるけれど、やはり返事はなく。
落胆して寝室に向かう。
ところが、そこには既に、プレゼントがあった。
…プレゼント?
思わず二度見しても、そこにあるのは紛れもなく、緑と赤で彩られたクリスマスプレゼントである。
そして何より、でかい。
小型の洗濯機がちょうど入りそうなくらい、と言ったら分かるだろうか。
そんな箱が見慣れた小さな部屋にデーンと置かれているせいで、もの凄い圧迫感を醸し出している。
普通に考えれば、置いたのはヴァンさんしか考えられない。
合鍵を持っているのは彼だけだからだ。
それ以外なら、私を恨んでいる誰か?
いや、無いな。
だってコレ、プレゼントだし。
ご丁寧に包装されてるし。
念の為に爆弾のタイマー音とかが聞こえないかどうか、確認しようと耳を近づける。
最近はデジタルのタイマーが普及してるから、あまり意味ないんだけど。
ほんの少しだけ、音が聞こえた。
一定のリズムで、押し殺すような小さな音だった。
まるで息をしているような音。
えぇ。怖いよ。
何入れたの、ヴァンさん。
犬か?
犬が寝てるのか?
私犬好きだけど。
めっちゃ嬉しいけど。
確かに飼いたいと言ったことはあるけど。
いや急すぎ?
準備できてないが?
まぁいいや。開けちゃえ。
「えーいっ」
蓋を上に持ち上げると、真ん中の切れ目から簡単に開いた。
見慣れた瞳と視線がぶつかる。
ヴァンさんだ。
「…はい?」
「メリークリスマス。ウェスカーさん」
天井を仰ぐ。視線を戻す。
やはりヴァンさんが居る。
目を瞑って、開ける。
居る。
服を着ていないヴァンさんが。
それどころか、困ったことに、彼の首や腕、胸には複雑に絡んだ一本のリボンが巻かれており、余計に目のやり場がない。
「え?ヴァンさん、私とのデートよりも大っ事な、お仕事があったんじゃ?」
「あぁ、あれな、嘘だ」
嘘??はい???
いや、一旦落ち着け。
落ち着け私。息を吸うんだ。
深呼吸をして、先の言葉が失礼だったことに気づく。
どうやら私はヴァンさんの仕事に対しても嫉妬してたらしいぞ。どんだけ根に持ってんだ。
状況を整理しよう。
私の寝室に、でかいクリスマスプレゼントの箱。
その箱の中に、ちょこんと座るヴァンさん。
ヴァンさんは服を着ておらず、赤いリボンで飾り付けてあり、
そして体の前で手錠をつけた両手を箱の上に置いて私を見上げている。
うーん。
これはあれか、“プレゼントは、わ・た・し♡”とかいうヤツか。
つまり好きにしていいということか。
さっきからずっと黙ってたせいでヴァンさんが不安そうにしている。
表情は変わらないけど、口元にちょっと力入ってるし、目が若干揺らいでる。
私が怒ってると思ってんだろ?嘘ついたから。
心の中くらい、余裕で分かっちゃうんだよね。
「えーーっと、まず、私は怒ってない」
「…よかった」
「それはー…やっぱり…、好きにしていい、って、こと…だよな?」
こくんと頷くヴァンさん。可愛い〜!
ではなく。
ちょっと待て。
どうやってこれを用意したんだ?
1人でリボンを自分に結び付け、自分で手錠をかけ、その状態で箱を閉めたとでもいうのか?
ヴァンさんは確かに手先が器用だ。
それは認める。
異論ないな?うん。あるわけない。
でも、これを本当に1人で?
「…1人でこれ全部準備したの?」
「あぁいや、もんちゃ……あ」
「もん、ちゃん…?もんちゃんが手伝ったの?」
「え、いやそんなことない」
「じゃあもんちゃんがこのリボン巻いたんだ」
「いや待って、聞かなかったことにして」
「ねぇもしかして…もしかして、喘いだり、してない?」
あえぐ。その言葉を聞いた瞬間、ぼっと火を吹いたように赤くなるヴァンさんの顔。
「くぅーっ…」
私は、ヴァンさんの胸を開発したことを人生で初めて後悔した。
私の為す妙技の結果、見事に感じやすくなってしまったヴァンさん。
絆創膏を貼った胸を盗み見たのも記憶に新しい。
あの時はよかった…!
だが、リボンがその突起を通っているということは即ちそこが刺激された訳で。
もちろん私が育てたヴァンさんなんだからアラレもない声をあげてしまっただろう。
モンちゃんに、全米を悩殺するあの声を聞かれただろう。
ついでに赤面まで見られてしまったのでは?
そう思って頭を抱える。
私の…特権が…!
許すまじ、もんちゃん…!!
「……もんちゃんのクリスマスプレゼントはステーキか」
「クリスマスならローストビーフじゃないのか?」
「そういうことじゃないよヴァンさん」
しかし、今もんちゃんのことを考えていても仕方がない。
先にこの贈り物を楽しませて貰おう。
箱からヴァンさんを取り出しベッドに寝かす。
幸いなことにズボンは履いていた。
履いてなかったら本気でALLIN潰してた。
そのズボンもさっさと引っぺがす。
ヴァンさんは一本の赤いリボンだけを纏ってこちらを向いた。
ずっと座っていたせいで足が痺れて痛いだのなんだのとムードぶち壊すようなこと言っているがそんなもん知らん。
ヴァンさんは私のものだ。
少なくとも今日はその権利がある。
最高のクリスマスプレゼントじゃないか。
「さぁて、覚悟してくださいよ?」
「…もうしてるよ」
うぃ、お終いです
お疲れ様でしたー
…おまけ!
(0.01ミリのmnns要素)
「ねぇもんちゃん。もしさ、もんちゃんが女だったとして、強くてかっこいい彼氏がいたとして、その彼氏にクリスマスにプレゼントを渡すとしたら、何を渡す?」
クリスマスイブなのに朝からカジノに行き、
同じくクリスマスイブなのにカジノに来ていたヴァンさんに言われた。
このままでは何を言っているのかわからない人もいると思うので、日本語に直そう。
“ウェスカーにクリスマスプレゼントを渡したいんだけど、何がいいと思う?”
さて。
「なるほどね…」
一方ヴァンさんは、その彼氏はカジノが好きだからカジノチップをプレゼントするのもありかと思うがそれはそれで画一的で飽きてしまうのではなかろうか、などと語っている。
なんだこのバカップルは。
埒が明かねぇな。
「ついてきて」
カードを配り始めたディーラーを放置して、ヴァンさんを引っ張りウェスカーの家へ向かう。
途中でクソでかい箱と赤いリボンを買う。
ヴァンさんは大人しくオレについてきた。
「コレ何に使うんだ?」
目を輝かせて箱を眺めるヴァンさんを見て思う。
ウェスカーと付き合ってから可愛くなった。
「お楽しみ〜」
ーーーーーーー
箱の中にヴァンさんを残し、ぱぱっとピッキングしてドアを閉め直し、車に乗り込む。
エンジンをかけつつ、咥えたタバコにも火をつける。
開いた窓に紫煙を吐きつつ独り言ちた。
「ヴァンさん…あんな声出せるんだ……」
あんな声を聞いたとウェスカーにバレたら殺されそうだ。
絶対にオレの名前を出すなと言っておいたが果たして大丈夫だろうか。
否、殺される未来が見える。
熱い夜を過ごすのだろうな、と考えると、無馬に会いたくなる。
ハンドル片手に、携帯を取り出した。
ーーおしまい
やっぱりvanがwesのことを相談する人ってmonなんですよね。
しかもwesの事となると婉曲表現通り越してド直球比喩使い始めるvanがいるというのが私の見解です。
vanは至って真面目なんです!ただ!wesのこととなると!!脳が溶けちゃうわけです。
かわいいね
ではでは、またお会いいたしましょう
コメント
6件
ホント、まじで良きです💕 神作品しかない!! この後も見たかったり(*´艸`*)
vanさんがコスするならやっぱこの時期ですしサンタコスとかしてほしいですね。 もちろん普通のコスじゃなくて女性が着るちょっとエッッ!な方のコスを……ハズカシイ!( ꈍᴗꈍ)