テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
柔太郎くん、めっちゃかわいいですね…! 寝てると思ったら起きてるし、照れてるし、またすぐ寝るし。メンバー同士のやりとりが自然で、読んでるこっちまで楽屋にいる気分になりました。「事実だから」って太智くんが言うところとか、仲良しなのが伝わってきてほっこりしました。続きも気になります!
収録の合間。
楽屋は珍しく静かだった。
「柔太郎どこ行った?」
仁人が周りを見渡す。
「そこ」
勇斗がソファを指さした。
そこには――
ぐっすり眠る柔太郎がいた。
「寝てる……」
「めっちゃ寝てる」
舜太がそっと覗き込む。
柔太郎はクッションを抱えたまま、すやすやと寝息を立てていた。
「かわいいな」
太智がぽつりと言う。
「確かに」
「写真撮ろうかな」
勇斗がスマホを出す。
「やめろって」
仁人が止めた。
すると。
「ん……」
柔太郎が少しだけ身じろぎする。
全員固まる。
「起きる?」
「起きる?」
「起きない?」
しかし。
「……すぅ」
再び寝息。
「寝た」
「寝たな」
「完全に寝た」
四人が安心した瞬間。
「うるさい」
柔太郎が目を閉じたまま言った。
「起きてた!?」
全員が声を上げる。
柔太郎は薄く目を開ける。
「さっきから全部聞こえてる」
「聞こえてたの!?」
「写真撮ろうかなも聞こえた」
勇斗が気まずそうに目を逸らす。
「ごめん」
「あとかわいいも聞こえた」
今度は太智が笑う。
「事実だから」
「やめて」
珍しく柔太郎が照れた。
その様子を見た舜太が大騒ぎする。
「えっ!今照れた!?」
「照れてない」
「照れたよね!?」
「照れてたな」
「照れてた」
仁人と勇斗まで乗っかる。
柔太郎はクッションを顔に押しつけた。
「うるさい」
「顔隠した!」
「かわいい!」
「舜太」
「はい」
「静かにして」
「はい……」
しゅんとする舜太。
その空気に全員が笑った。
柔太郎は小さくため息をつく。
「もう少し寝かせて」
「どうぞ」
「おやすみー」
「おやすみ..」
柔太郎は再び目を閉じた。
数秒後。
「……すぅ」
「寝るの早っ」
勇斗の一言に、また楽屋は笑いに包まれた。
#りくえすとぼっくす
氷室 綾
211