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俺たちが作り上げたもの

14 - 見えてくる自分というモノ

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2023年12月17日

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sm「そんな怖がらないで。」

sh「sm…病院の園庭にいた…よな?」

sm「うん。shkを見た時ビックリしたよ。」

sh「…話って…この目?」

sm「あぁ。naの話からも聞いていたけど、近くで見るとこんなに綺麗なんだな。」


じっとsmが見つめてくる。俺は恥ずかしくなり目線を外す。


sh「…smは知ってたの?」

sm「知ったのは最近。父親が緑の目の子の話をしてたから気になって色々調べたんだ。」

sh「…俺smの父親にあってる…?」

sm「病院いたんだろ?」

sh「…もしかして医者…」


smはコクリと頷く。


sm「緑の目の災いは数百年もむかしの事なんだ。恐らく化け物やその類のものの目が共通して緑色だったらしい。」

sh「…?」

sm「恐らくこの話は代々引き継がれていき、shkのように稀に緑の目の子が産まれたりして、災いや何か不幸事が起こればそのせいにした…というところじゃないかな。」

sh「そんな、そんな確信のない事で俺は今まで…?」


親に捨てられ、何度も殴られ、挙句の果てに殺されかけた…。


sh「でも、俺を助けてくれた人は皆んな危険な目にあったり…死んでいったり…料理長もきっと…。」

sm「でも、それはshkのせいじゃない。」


俺は涙を流す…

悲しい…?

怒り…?

この感情が何かはわからない…


sm「naが怒るのも無理はない。shk…naが暴走したら止めて欲しい。」

sh「…うん。」


“暴走”という言葉に俺はふと、頭をよぎる…。

俺は“正気”でいられるのか…


ピリリリ…


smの携帯が鳴る。恐らくnaだろう。smが立ち上がり迎えに行ってくると部屋を出た。


ガチャ…


部屋の扉が開き、smの後ろにnaの姿が見える。両手と背中に荷物を持ってきていた。


na「急いで持ってきたから足りないのあるかもだけど…それと…はい、shk。」


差し出されたのは俺がずっと使っていたノートだ。ノートを手に取り1ページ捲る。

初めて教えてもらった料理の内容が料理長の字で書かれている。俺は自然と涙が溢れ出し、ノートを抱きしめる。


na「あと、料理長は病院へ運ばれたって。俺の母さんは…どうなったかは、わからなかった。」

sm「そうか…無事に戻ってこれて良かった。荷物を置いてnaも少し休めば?」

na「有難う、sm。」


俺はそのまま泣き続けていた。smがそっと俺の背中を撫でてくれる。


sm「何か飲み物でも取ってくる。」


smが部屋を出る。俺は涙を拭いてnaの方を見る。


sh「na。有難う…。」

na「いいよ。そういえばshk料理覚えてたんだね。」

sh「…naとの夢を料理長に話したらとても嬉しそうだった。naなら絶対になれるって、だから俺必死に覚えたんだ。」


パラパラとページを捲っていく。途中で何か紙切れのようなものが落ちる。


na「…これって。」


落ちた紙切れを手に取りnaがそれを見つめる。つぎはぎで完全じゃないその紙切れを優しく俺に渡してくれた。


na「母さんがやったの?」

sh「……目の前で破られた。料理長が全部じゃないけどって集めてくれて…。」

na「……shk。ごめんな。」

sh「naが悪い訳じゃないから…。」

na「…絶対に成功させよう。」



俺の肩を掴むnaの手は少し震えていたように感じた……

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