先に言っておきます❕❕❕
バットエンドなので幸せな気持ちで終わりたいよ❕❕❕って方と深澤さん推しの方にはおすすめしません❕❕❕
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もし俺がなべの事がまだ好きで阿部さんの告白を受け入れてたら、
あべちゃん「そうそうそれでね」
あべちゃん「前に辰哉くんと2人で行ったカフェに1人で顔出してみようとしたんだけどさ」
あべちゃん「その日運悪く大雪で」
あべちゃん「俺の腰くらいまで雪が積もってて、カフェまでの道が塞がってたの」
あべちゃん「この辺りじゃ良くあるのかな?」
阿部さんの告白から数ヶ月が経過したある日
俺は彼を自宅に招いていた
俺らが付き合うようになってから彼が俺の部屋に入るのは初めてだ
あべちゃん「諦めて帰ろうかな~って思ってたらね」
あべちゃん「クマさんみたいに大っきいおじさんが後ろから現れて」
あべちゃん「雪を気にせずぐんぐん前に進んでいくの」
あべちゃん「これはチャンスだーって思って」
あべちゃん「クマさんの後ろにくっついて行ったら無事カフェに入れたんだよー!」
あべちゃん「おかしいよねー!あはは」
阿部さんは緊張をしているのか少し早口で
時々チラチラとこちらの顔色を伺ってるようだった
あべちゃん「辰哉くん、、?」
あべちゃん「俺の話面白くない?コテッ」
ふっか「ううん、そんなことないよわら」
俺はこの数ヶ月間ずっと考えてきたことを阿部さんに伝えようと思っていた
そのせいで少し上の空なってしまっていたらしい
携帯で時刻を確認すると21時を過ぎようとしていた
ふっか「あのさ」
あべちゃん「はっはい」
阿部さんが緊張したような声で返事をする
その瞳はなにかを期待するかのようにゆらゆらと揺れ動いていた
あべちゃん「えっ、?」
あべちゃん「、、、」
あべちゃん「ああ、ごめんそうだよね」
あべちゃん「帰らなきゃだよね、」
ふっか「送っていくよわら」
あべちゃん「うん、ありがと、」
阿部さんは少しだけ肩を落とすと立ち上がる
そのまま俺に背を向けると
コートに袖を通しながら声をかける
あべちゃん「辰哉くんはさ」
あべちゃん「今でも、その、」
俺は彼の背後にそっと近づく
そして
ドカッ
彼の後頭部を鈍器で思いっきり殴った
あべちゃん「ゔっ!?」
鈍いうめき声と人が倒れる音が耳に響く
あべちゃん「ゔぅぅ」
阿部さんはうつ伏せのまま苦しそうな声をもらす
ふっか「阿部さん、?」
俺は阿部さんの名前を呼ぶ
あべちゃん「い、痛い、なんで、?」
彼は頭を抑えたままか細い声をだす
俺は彼の腕を引き立ち上がらせると
そのまま彼の体を壁に押し付けた
ふっか「あれれー❓おっかしぃなぁわら」
阿部さんから聞いた話では
母を失った、すなわち強いショックによってなべという人格が生まれたという
ふっか「力加減を間違えたかな❓わら」
阿部さんは怯えた表情で俺を見ていた
体はガクガクと震えとても恋人に向けるような態度ではなかった
あべちゃん「どうして、?」
あべちゃん「俺の事、好きだって、」
ふっか「どうしてって」
ふっか「あはは」
ふっか「嫌だなぁわら俺が君のこと好きになったと思ってたの❓わら」
あべちゃん「え、?」
阿部さんと付き合うようになってから色々な場所に遊びに行った
その全てが
俺となべの思い出の場所だった
ふっか「俺さこれでも結構我慢してたんだよ❓わら」
ふっか「でもどこに行っても記憶はちっとも戻らないからさわら」
ふっか「それならもうこうするしかないじゃん❓わら」
ふっか「俺だってこんなことするのは嫌だよわら」
ふっか「なべの体を傷つけたくないもんわら」
あべちゃん「俺と付き合ったのは、その為、?」
阿部さんが瞳に涙を浮かべながら叫んだ
あべちゃん「俺の事好きじゃなかったってこと?」
ふっか「もううるさいなぁわら」
ふっか「そんなの当たり前じゃんわら」
ふっか「だって」
ふっか「君はなべの偽物なんだからわら」
ふっか「俺が偽物の方を好きになる訳ないでしょ❓わら」
あべちゃん「違っ、俺が本物、」
ふっか「ああ、もういいからさわら」
ふっか「今度はもうちょっと力を強くするからさわら」
ふっか「頼むよ❓わら」
ふっか「今度こそ元に戻ってね❓わら」
俺は再び彼に向け鈍器を振りかざす
あべちゃん「ひっ、」
あべちゃん「やめて!助けて、!」
彼は恐怖で顔を歪めたまま
俺に向かって精一杯叫び続けた
ふっか「やめてよわら」
ふっか「なべはそんな顔しないよ❓わら」
ふっか「偽物はさっさと消えてくんない❓わら」
俺は腕を振り下ろす
ふっか「なべ、これでやっと」
ドカッ
ドカッ
ドカッドカッドカッ
𝑩𝒂𝒅 𝑬𝒏𝒅__
コメント
1件
うわぁぁぁぁあ~~~~ん!いやぁだー!