ピピピッ
「んん”” ッ …」
水で滲んだようにぼやける視界。
38.5℃
はー…
眉間にしわを寄せて無表情の天井を見る。
暑いような寒いような、微妙な今日。
「風邪引いた…」
「 「 火照り 」 」
第1話
「」… yan
〈〉… nokr
『』… jpp
朝、いつもより目覚めが悪くて、おかしいなと異変を感じた。
頬は淡い桜色に染まっていて、火照ている。
体も重く、いや、だるくて。ほぼ反射で体温計を取りに行った。
まあ、予想通り。
風邪だった。
体調不良になるようなことしたっけな。
寝起きの脳をフル回転させて考えたが、何も思い出せなかった。
取りあえずメンバーには心配をかけたくなかったので、近くにあったスマホを取った。
ピリリッ
『おーい!大丈夫?』
低いけど透き通った声が鼓膜を揺さぶる。
電話に出たのはjppだった。
「うん…って、え??」
『今日来るの遅かったから体調不良かなって…。違った?』
「勘良すぎでしょ、」
『まあね!ところで、nokrさん来た?』
「うん??来てないけど…」
『じゃあまだか。nokrさんyanくんが来てないからって言って
yanくん家に猛スピードで行ったからね。』
『あと、住所教えちった☆テヘッ nokrさんなら大丈夫だって思ったし!』
「えぇ…まじか…。まぁ、すぐに帰らせるから」
『はいはい~お幸せに~』
…
…
…
「はぁッ!?///」
数分後()
ピンポーン
「う…きた”“…」
別に嫌なわけではないけど
nokrさんと2人きりって…気まずいような気まずくないような…
まあ早めに帰らせるし、
温もりのある廊下を歩き、冷たいドアノブを持って扉を恐る恐る開けた。
ガンッ(結構大きな音)
〈い”た”““ぁ!!?〉
「うわぁぁ!?!…って、nokrさん???」
「ごめん…大丈夫?」
〈大”丈”夫”です…距離が近すぎました…〉
「と、取りあえず入って」
ドアノブが、ほんのり温かくなっていた気がした。
「さっきjppから、来るって聞いてたから」
〈あ!ありがとうございます!〉
「熱もたぶん下がってると思うし…」
〈!良かったです!!〉
犬、、だな
「……あのさ、風邪うつるかもしんないから早めにかえっt((((グゥゥゥゥゥ」
…
…
〈…yanくん、お昼ご飯食べてないんですか?〉
「うん、面倒くさかったし」
〈それなら、僕が作りましょうか!〉
「え!nokrさん作れるの??作れないと思ってた!!」
〈ひどい…でも、作れるんで!任せといてください〉
「それなら、任せようかな、食材とかは冷蔵庫に結構はいってるし、」
〈わかりました!〉
nokr side
見舞いに行くって言ってよかったな…。
改めて自分を褒めた。
yanくんが来てないってjppさんが言った時、お見舞い行ってくるって僕が言い出したんだ。
それで、yanくんと2人きりになったんだけど…
ジーーーー
〈(なんでそんなに見てくるんですか!!!)〉
今…見返したほうが良かったのかな
タイミングが わからない!!助けてえとえmo((((
〈yanくんは休んどいていいですよ、体調悪いと思いますし〉
「ん…じゃあ部屋にいるね、ありがと」
ガチャン
今日は看病しに来たのに!!!
落ち着くんだ漢nokr!!!
…
〈ふ−−、作ろ…〉
yan side
まつ毛長いなぁ
俺と身長はほぼ変わらないはずなのに、ガタイが良くて男の俺が見たってイケメンだと思った。
見合わせたらどんな反応するんだろう。目があったら…
…
…
〈yanくんは休んどいていいですよ、体調悪いと思いますし〉
「! ん…じゃあ部屋にいるね、ありがと」
ガチャン
…
「(ああぁぁぁ~~さっきは見過ぎだって!!いくらイケメンだからって…バカ!!)」
「ふぅぅぅぅ~~~~」
肺ごと零れ落ちてしまいそうになるほど深い溜息を吐いて、深呼吸をした。
ドサッ
布団の中に身を潜め、幼虫のように身体を丸く縮めてまぶたをそっと閉じた。
体は落ち着いているのに、心臓だけがドキドキと激しく動いていた。
nokr side
コンコンッ
なるべく大きめに音が出るように、手が痛くならない程度に、ノックした。
〈yanくーん!お粥できましたよー〉
しかし、返事がない。
寝てるのだろうか。
しんとした部屋とかすかに聞こえる寝息が僕の思考を巡らせた。
寝かせてあげたいけど、このままにしておくとお粥も冷めてしまうし、、
僕はドアをゆっくり音を立てないように開け、yanくんの部屋に入った。
〈失礼しまーす〉
目の前にあったのはベッド。そして、そこで寝転がるyanくんだった。
「スーー、ん…ななちき…」
〈(寝てる…やばい可愛すぎる!!!僕を殺す気ですか!?!)〉
〈たしかに休んどいてと入ったけどさぁ…〉
〈起こしたほうが良いよね〉
僕はyanくんの額の方へ顔を寄せ、起こそうとした。
サスサス
〈起きてくださいー〉
「ん…ん”」
何度yanくんの体を揺らしても、深い眠りについてるようで、全然起きる気配がない。
〈ぐ…ぐっすり…〉
顔をじっと見ると大体10歳の差があるってこういうことなんだと再認識させられた。
細くて、白い肌。可愛らしいな、なんて
こういう時、無性に甘やかしたくなる時がある。
今もそう。
今だったら、ばれないよね。
撫でたら、どうなるだろう
漆黒で艶があるyanくんの髪をそっと手で触れようとした。
ぱちっ
〈あ、〉
yanくんと、目が合った。
…
…
…
〈えっと、…ち〉
〈ちちちち違うから!///何も変なことしようと思ってませんから!!!!/////〉←ぱにっく
「わ、わかってるし/////」←ぱにっく?
「あと近いッッ///」
〈お、起こしちゃってごめんなさい…〉
「別にいいけど…お粥?できた?」
〈はい!できました!今すぐ持ってきますね!〉
立ったと思った瞬間、ボールを追いかけようとしている犬みたいに走っていった。
nokrさんの耳が、ほんのり赤色に染まっていた。
パタン
2人の声「び、びっくりした…////」
yan side
〈冷めちゃったんですけど、どうぞ〉
「わ!美味しそう!いただきます!」
口に入れた瞬間、柔らかくなったお米が口の中で溶けていき、まろやかだった。
ちゃんと味わいながら、ゆっくりと飲み込む。
まろやかなものが食道を通過し、喉仏がピクリと動いた。
「…」
〈?…まずかったですか?〉
「うっっっま!!」
〈!〉
「俺こんなうまいお粥初めて食べたかもしれない…」
〈やった!作ってよかったです!〉
「…」
「 すきだよ 」
____
お久しぶりです()
多忙でしばらくテラーにいてなかったのですが…
沢山の尊敬様にフォローされてるじゃないですか!?!(嬉しい)
コメントと❤の数も増えればなぁ(願望&欲望)
コメント
8件
フォロー&コメント失礼します…はっきり言って神ですか??((殴 コメントしている方々と同じように最高でした…🌷🍗のすれ違いとか最後の終わり方など…続き頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧
雰 囲 気 神 す ぎ ま す ! ! ! 連 載 頑 張 っ て く だ さ い ! !
めっちゃ最高なんですが...!!😭 続き楽しみにしてます!!