ドズル社能力者パロ
ご本人様一切関係ありません
この国は実力主義だ。
強いものが上に行き弱いものは強いものに従わなければ生きていけない。
だからこそ、反乱や争いが耐えない。
昔から人より良く出来たなんて思えなかった。頑張って努力すればそれなりに追いつくけど追い越すことは到底出来ない。
みんなは上手く自分の力を制御するのに俺は全然ダメで、
あの日ぼんさんに出会わなければ俺はずっと苦しさを抱えながら生きていたのだろう。
ぼんさんはあの日暴走する俺の力を止めてくれ、何度も何度も制御の仕方を教えてくれた。
ぼんさんが俺を弟子に迎えてくれたのはドズルさんが居たからだとぼんさんから聞いた。
確かにぼんさんは進んで人助けをするようなタイプではない。きっと困ってる人が居たら絶対に助けるドズルさんと相棒になったことが彼を変えたんだろうな。
そうして俺も変わってきている。
人より能力の制御が下手くそで、努力しないとそこにはたてない俺でも今は師匠になっている。
ドズルさんに防御面の強い人がもう1人欲しいと言われ数ある選択肢の中からおらふくん、彼を選んだ。
正直これに関しては正解だと思う。
自分の中にひとつでも長所があるなら、それは目利きだと思う。
それくらいの自信を持っておらふくんを選んで良かったと胸を張れる。
おらふくんは何も考えていないように見えてメンバーの中で1番考えて動く子だ。こういう子は現場で1番活躍する。これを瞬時にやるのが彼の凄いところ。
なんでも会話の中で少し止まって考えてしまう自分とは違う。
こんな風に先輩にも後輩にも恵まれている俺だが、実は同期にもめちゃくちゃ恵まれている。
同期のおおはらMen。
Menとは、昔からの付き合い。俺の過去を一番よく知っている人物でもあるのに関わらず人に話すことはせず、俺のことをバカにすることも無い。
それに、
Menは俺の知らないことをよく知っていて、色んなことを教えてくれる。
例えばゲームの話だ。
俺はあんまりゲームをせずに通ってきた人間だけど、Menはそんなことを気にせず色んなゲームを教えてくれる。面白いポイントや好きな所、俺に合いそうなところまでピックアップして教えてくれる。
本当に良い人だ。
他にも裏から支えてくれるねこおじ。優しくて気さくで何かと俺を気にかけてくれる優しい人。話せば遠く離れた田舎のおじいちゃんのようで一緒に仕事すれば頼れる先輩で、色んな一面を見せてくれる。
こんなふうに俺の人生は良き人に恵まれて成り立っている。
僕はずっとナナメの人生を歩んでいる。
だからこの環境が終わった時ことはあまり考えていない。きっとどうにかなるだろう。というあまりにも適当な考えで生きている。だって、ドズル社が終わる時のことを考えても仕方がない。いつ終わるのかは今はまだ誰にも分からないのだから。ドズルさんの言うようにみんなを救って平和な世界を作れたらドズル社は解散するかもしれないけど、解散しないかもしれない。もっと言えば誰かが取り返しのつかない怪我をして解散を強要されることもあるだろう。
だからこそ、俺はそんなことは考えない。
考えたも怖くなるだけ、
考えなくてもどうにかなる。
きっと、そうだ__。
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