テラーノベル
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着替えを済ますと凪さんがに入り、俺の足元のナイロン袋を取り、軽く湿った脚を拭いてくれた
そしてリビングに通されるとソファーに座らさられる
凪さんがまた新しいタオルを持ってリビングに戻って来た
「さっき拭いたよ?」
「洗えなかった所気持ち悪いだろ?」
そう言うと洗えていない部分を濡れたタオルで拭きだした
「凪さんって面倒見良いよね」
「そう?まぁ気になったらしないと気が済まないかも」
「いいよ、こんなことまでしなくても」
「でも小柳が遠慮して言えなかったらやらないだろ?こんなの一瞬で終わることなのに」
触れられた手が冷たくて気持ち良い
シャワーしか浴びてないのに身体が熱く感じる
それにこの匂い‥‥
「‥‥カレー?」
「ん?お腹減った?」
「この匂い嗅いだらお腹減ったかも」
「簡単に作れるからカレーにしたけど良かったか?」
「え?作ったの?」
「作るだろ、そりゃ」
「Uberじゃなくて?」
「お前Uberに頼りすぎじゃない?」
「俺料理出来ないから仕方ないじゃん」
凪さんが今度は皿を出してカレーを盛ってくれる
俺もテーブルに行こうと立ち上がる
「‥‥っ」
「まだ痛いよな。これ食べたら薬飲んで寝たら良いよ」
「‥‥オカンみたい」
「オカン言うな!」
椅子に座るとスプーンを手に取る
凪さんが自分の分のカレーを俺の席の横に置いた
向かい側ではなく‥‥
「‥‥向かいに座ると嫌でしょ?」
「なんで?そんな事‥‥」
「人と食べるの苦手なのって見られるのが嫌なの?」
「なんで知って‥‥」
「知ってるでしょ。可愛い後輩の事は」
そんな事まで気にしてくれてるなんて嬉しかった
いつもの食べる姿を見られてる事や食べる音が気になるよりも、凪さんが隣に居てご飯を食べる事に緊張している
「‥‥フッ」
「‥‥‥‥」
今なんで笑われたんだ?
まだ食べてもないのに
「ごめん。小柳が人と食べるの好きじゃないのに笑ったら嫌だよな」
「何がおかしかった?」
「その‥‥一口目に入れる量が可愛くてつい」
「え?」
俺は食べるために掬ったカレーのスプーンを見た
それはスプーンの半分にも満たない量のカレーとご飯が乗っている
「‥‥悪いかよ」
「いや、いいよ。でも普段からそんなに少なく取って食べてんの?」
「そうだよ」
そうじゃない
凪さんが隣にいるからだとは言えない
いつもはガツガツ食べれるけど今日はそうはいかない
俺って意外と乙女なんだと気付いた
「見てないで食べてよ」
「凪さんが見てるからだろ?」
「もう見ないから食べよう」
「いただきます!」
「いただきます」
凪さんは優しい
後ろにあるテレビはつけたままだ
これって俺のために付けてあるよな?
日常の凪さんを知れば知るほど好きになっていく
そんなの俺‥‥
困っちゃうよ、凪さん
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コメント
2件
乙女なとこ可愛いかよッ!凪ちゃんの気遣い完璧すぎる✨️ ???「もう付き合っちゃえよ!」 続き楽しみにしています!