テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
こんにちは、くろたです。あの…昨日お風呂上がったら♡の数が300行ってたんですが…。
早すぎでは??ご自分の指は大切にしてくださいね…?
日本総受け
政治的意図無し
「……遅いな」
8時20分。俺はもう三回ほど時計を確認している。
日本はいつも、8時前後にはとっくに教室にいるはずなのに。
「Ciaoー!にほーん!」
スパーン、と景気のいい音を立てて開け放たれた扉。
隣のクラスにまで聞こえるんじゃないかと思うほどの声量とともに、イタリアが踊り込んできた。
……日本が来たかもしれない、なんて淡い期待を抱かせてくれる気は、どうやら一切ないらしい。
「あれ、アメリカ、日本どこ?」
日本がいないことに気づくや否や、明らかにテンションを落としてこちらを見る。
「まだ来てないぞ」
「えー……」
そう返すと、さらに声のトーンが低くなった。
……マジでこいつ、二重人格なんじゃねえの?
「……珍しいな」
イタリアと一緒に来ていたらしいドイツも、教室を見回す。
「また徹夜したか……いや、二日続けて徹夜でもしない限り、日本が寝坊することは滅多にないからな……」
ぶつぶつと呟きながら考え込むドイツ。
前々から思っていたが、こいつ、日本のストーカーか何かなのか?
過保護だとは思っていた。けど、ここまでくるともはや怖い。
よく日本は気づかないな。
「連絡するか?」
いつの間にか近くまで来ていたロシアが、スマホを取り出す。
「日本は朝、あまりスマホ見ないから、期待はできないぞ」
だからドイツ怖えよ。なんで知ってんだよ。
「でも、今日一限体育だよ?」
イタリアが黒板を指差す。
「それは困るな」
ロシアが窓の外へ視線を向ける。日本を探しているようだ。
確かに一限が体育なら、少し早めに来て着替えておかないと間に合わなくなる。
「それなら迎えに…」
「行くな、過保護」
今にも教室を飛び出していきそうなドイツを、慌てて止める。
「休んでる可能性もあるだろ」
落ち着けよ、と息を吐く。
「昨日、日本に電話かけた時は元気そうだったから、多分違うんよ」
「休むときは、日本は個別で連絡を入れてくる。今日は委員会もあるから、特に」
「今朝、にゃぽんを見かけた時、特におかしな様子もなかったから、可能性は低い」
即答。
……マジでなんなんだよ、こいつら。揃いも揃って怖いんだけど。
いよいよこいつらから日本を守るヒーロー劇でも始めなきゃいけないのか……?
そんなことを割と真面目に考え始めた、その時だった。
「お、はようございます……」
静かに開かれた扉から、待ち望んでいた人物が顔を覗かせた。
「「「「おはよう」」」」
ほとんど同時に、四人の声が重なる。
「どうした、遅かったな」
ドイツが尋ねる。
「通学路に、泣いてる子がいて……」
聞けば、怪我をして泣いていた小学生の手当てをして、そのまま学校まで送り届けたらしい。
「遅刻するかと思って、めっちゃ走りました……」
そう言って、日本はまだ整いきらない息を吐いた。
「優しいなー。さすがJapan!」
思わず口元が緩む。
……こういうところが、好きなんだよな。
たぶん今、この場にいる奴らは全員、同じことを思っている。
遅れるかもしれない。
そう思って、ダッシュで学校まで来た。
なんとか遅刻にはならなかったものの、やはり他の皆はすでに来ていたらしい。
教室に入った瞬間、何人もの視線が一斉にこちらへ向いた。
「どうした、遅かったな」
ドイツさんが、心配そうに尋ねてくる。
「通学路でちょっと……」
まだ乱れた呼吸のまま、先ほどの出来事をざっくりと説明する。
正直、このまま椅子に座り込んでしまいたい。
「優しいなー。さすがJapan!」
アメリカさんの声に顔を上げる。
サングラス越しに目が合った。
いつもより少しだけ眩しく見える笑顔。
自分のことでもないのに、嬉しくて仕方がない、とでも言うような顔をしている。
なんか、いつもより機嫌がいいな。
不思議に思って周りを見渡す。
すると、他の皆、アメリカさんと似たような顔をしていた。
「……なんだか、今日皆さん機嫌いいですね?」
今日は何か楽しいことでもあっただろうか。
ぼんやりと考える。
すると、イタリアさんがどこか楽しそうに笑った。
「日本が来たからかなー」
「……?何故?」
僕が来たから機嫌がいい?
僕、何かしたっけ。
「さあ?」
そう言って、アメリカさんは白い歯を見せて笑った。
前回の小説よりは学校要素増えたでしょうか…。
なんかアメリカさんがまともキャラになってしまった。もうちょっとはっちゃけてるイメージなんですけどね。
一応この学パロのキャラは皆同じクラスの設定なんですよ。
旧国は別学年ですが。
もし出して欲しいキャラがいましたら遠慮なくコメントください。
いつでもウエルカムです。
それでは、さよなら。
1,057
47
コメント
11件
まって二重人格みたいなイタリア好きすぎる🫶💕 イタリアってマフィアの本場だしそういう設定ほしい😭😭 あと日本が遅れてくる理由解釈一致すぎて無理🥺💕 中国さんとか登場したらもっとわちゃわちゃしそう笑笑

枢軸➕️ソ連を、出してください!!!!
失礼します。今回も更に神ですね。長文送るので読まなくていいです。 まずはアメさん。何回も時計を確認して待っている様子がかわいいです。 少し依存してる感(?)が感じられて嬉しいです。 そして更にイタリア&ドイツさん。 イタリアさん、にほさんが居ないと分かった瞬間の低い声のトーン。 にほさんに猫被ってる感がでて萌えます。 ドイツさんはにほさんの「過保護すぎすぎる保護者」感がでてて好きです。 なんでも知ってるドイツさんを引くアメさんもかわいいです。 そしてロシアさん。一番ににほさんの今の状態を知ろうとして連絡しようとしている様子。 めっちゃ最高です。 そしてし消去法でにほさんの状態を計算するドイツさんも最高です。 そして更に引くアメさんもかわいい。 ついには迎えに行こうとするドイツさんやそれを止めるドイツさん。 カオスみたいだけどカオスじゃないのが最高ですね。 そしてにほさんが遅れて登場。ってのが最高です。 にほさんが「親切」で遅れたのがやっぱり優しいなぁ、、と改めて思いました。 失礼しました。解釈違いでしたらすいません。 此処まで読んでくださった方。きっと私は発狂します。