テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
彩りの無いかもしれないお花
129
#恋愛系?
洋食派‼︎
18,270
はいどーも
夏目です!
ほんっと遅れました、申し訳ございません…
リクエストのアメ日帝です。
死ネタ?だと思います。
※政治的意図・戦争賛美はございません。二次創作として楽しんでください。
戦争ネタ・原爆要素がほんの少し出てきます。
どれだけ言葉を投げかけても、オレが大嫌いだったあんたからは何も返ってこなかった。
アメリカSibe
8月の夏の正午。やはり日本の夏は暑く、あまり暑さに慣れていないアメリカはぐったりと横になっていた。
外からは蝉の鳴き声が響いており、風鈴がちりんっと音を立てて風に揺られていた。
「…あっつぅ…」
8月15日。この日にアメリカは、昔敵だった相手の家に来るのだ。
アメリカはあの戦争のことをあまりよく思っておらず、罪償いのためにここに遊びに来ては掃除をするのだ。
ようやく掃除が終わり、正午なこともあって太陽が真上に昇り、気温も先ほどよりも上がっていた。
「…墓参り、行くかぁ…」
アメリカは暑い中立ち上がり、荷物をまとめて外に出た。
家の中は熱がこもっていたが、外は風が少し吹いて家よりも涼しい。アメリカはサングラスをつけて太陽からの光を遮断し、
“あいつ”の墓へと向かっていた。
ここから歩いていくと、30分近くある。だが、これも毎年の行事なためアメリカは慣れていた。
あの日からどんどん変わっていく様子と共に古びていくあの墓を、毎年綺麗にしに行くのだ。
30分後…
「あぁぁぁ……暑すぎだろぉ…」
あまりの暑さに流石にぶっ倒れると思ったのか、アメリカは木に背を預けて木陰で涼んでいた。
「…お供え物、これでいいのかぁ…?」
リュックの中に保冷剤と一緒に入れていたカットされている梨を見つめる。
夏は長時間暑いところにおいておくと傷んでしまうため、一応保冷剤を入れて冷やしていたのだ。
「…あいつ、夏になると毎年食べてたよな。」
早く食わせてやらないと、とアメリカは立ち上がり、また暑い中墓まで歩いていった。
「…はぁ…っ…はぁ、………やっ、と…つ、いた…疲れたぁ…」
約40度近い日本の夏は本当に暑いが、きっとあの頃のあいつは…
そこまで考えて、背筋に冷たいものが走った。アメリカは振り返ったが、そこには何もない。
…
墓参りをしに来たため、アメリカは何時ものように掃除を始めた。
掃除をしている途中、あの名前が刻まれているのを見ると胸がちくりと痛む。
【大日本帝国】
昔、第二次世界大戦をしていた時にこの二国は戦争をしていた。
世界でもあまりない原子爆弾を2つも落とし、大日本帝国は一瞬で死まで追い込まれた。
その時の殺気は、思い出したくないほどだ。
戦争をする前、あいつは本当に無愛想だった。誰に対しても口が悪く、目つきが悪い。
だが、兄弟に対しては優しくなるものだからあまり怖くなかった。そのこともあり、戦争しているときはこんなことはしたくないとさえ思っていたのだ。
結局、お互いボロボロになるまで戦争をしてしまったのだが。
そんなことを思いながら掃除をしていると、いつの間にか時間があっという間に過ぎて14時となっていた。
「ふぃー…やっと終わった…」
「今年も綺麗になったな…」
綺麗ピカピカになった大日本帝国の墓を見て少し口元が緩み、本命のお供え物をお皿に出して墓の前に置いた。
「…好きだったろ、これ。」
少々不格好に切れている梨と、傷だらけのアメリカの指。アメリカは少し料理が苦手であり、包丁を使う料理や果物はあまり好きじゃないのだ。
反対に、日帝は刀という刃物を扱っていたのもあり、包丁を扱うのも上手かった。
いつだか分からないが、2人は幼い時に梨を丸ごと食べていたことがあった。
アメリカは梨を一つ頬張り、シャリシャリと噛んでからぽつりと呟いた。
「…なぁ。」
「…お前の息子、元気にやってるぞ。」
「お前とは似ても似つかないくらい可愛くて、でも…お前と同一人物かって思うくらい、しっかりした責任感が強い子だ。」
「…いい子供を持ったな。」
アメリカは最近あった嬉しいことや、日本と遊んだこと、イギリスに手作り料理を食べさせられて死にかけたことを話した。
いつしか涙が流れており、日帝の墓を見つめた。
「…お前と仲良くしたかったよ。」
涙がぽつりぽつりと梨に落ち、涙の水滴は梨の丸みを伝っていった。
蝉の音と、風の静寂な音に包まれて。
コメント
6件
幽明異境って…確か現実世界?と死後の世界は違うって言う感じな意味だったような…ちょっと覚えてない☆にしてもアメさんがにてさんのお墓掃除して語りかけてるの好きだぁぁ…切ない…これからの投稿も楽しみにしてます…
やばい涙出る…私もアメリカみたいな友達が欲しい

普通に最高でした…! 梨を頑張って切ってお供えにするのが…! これからも応援します! ですが無理はしないでくださいね!