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ーーー
「、、、もしもし?」
スマホから藤澤の声が聞こえる
「もしもしりょうちゃん、あのね」
藤澤が真剣に聞いているのが分かる
「若井についてなんだけど、」
ーーー
ーー
「若井のこと、?」
藤澤が静かに聞いてくる
「若井、やっぱなんか隠してる気がするんだよ」
「まぁ、そうだろうね」
「多分、、、俺とりょうちゃんが思ってるよりももっと」
「、、、」
なんていうか、
「重い、、、やつとか」
「ッ、、、」
でも正直、僕らにできることなんてないだろう
そんな中、僕らはどうするべきなのか
「元貴、若井の家なんかあった?」
「えっと、、、」
若井を呼びに行ったあの時を思い出す
返事がなくて、鍵も開いてて、真っ暗で何も見えなくて
それで
「、大量の薬」
「え?」
藤澤が少し戸惑う
「大量の薬の中にただ座ってた」
「、、、どーゆーことそれ」
僕自身も分からない
いつも通りな若井
異常な若井の家の中
全く状況が掴めなかったのを覚えている
「、、、とりあえず、明日俺も行ってみるよ」
そう、藤澤が言う
「うん、分かった」
「じゃあ、」
『プープープー』
「りょうちゃん、、、大丈夫かな」
正直少し不安だ
藤澤までおかしくなってしまったらと思うと
胸が痛くなる
ーーー
ーー
「若井、大丈夫かな」
藤澤が若井の家の前に着く
インターホンを押す
「わかーい、おれだよ〜?」
、、、返事が来ない
「いないのかな、」
そう諦めかけたその時
「りょーちゃん、?」
若井が出てきた
「若井、!」
「え、どーしたの、」
本当だ、
元貴の言う通りいつも通り
何も変わらない
「ねぇ、若井。あのs」
「こんな所で話すのもあれだし中入れよ笑」
「え、あぁ」
若井の家には大量の薬があるんだよなたしか、
ドキドキしながら家の中に入る
「お、お邪魔します、」
「ぇ、」
びっくりしてつい声がでる
「ん?どーした?」
「あ、いやなんでもない、」
おかしい
薬なんてひとつもない
部屋もいつも通り綺麗
「で、どーしたの?」
若井が聞いてくる
「あ、えっと、、、」
どこから聞けばいいのか
「あ、」
「ん?なに?」
「その、なんで最近休んでたのかなって思って、、、」
若井が黙る
やっぱりなんかあるんだ
そう思った時
「いやぁ、なんかずっと体調悪くてさぁ、病院一応行ったんだけど風邪って言われて笑」
「え、あそーなの?でもなんで連絡、」
「なんか、スマホ壊れてて、、、」
「あぁ、そーなんだ、」
そんな訳ないよね、若井もの大切に扱うし、、、
「じゃあとりあえずこれからは来れそう?」
まぁ来てくれるならいいのか
そう思っていた
「、、、うん、いける」
「良かったぁ」
安心しきっていた
あの質問だけで終わらせた僕が悪かった
「じゃあまた明日ね!」
「うん!明日ね若井!」
すっかり忘れていた
もっと、もっと聞かないといけないことがあったのに
『大量の薬の中にただ座ってた』
元貴の言葉なんて忘れていた
若井の元気な声で全て忘れてしまった
僕のせいだ、
僕のせいであの2人は、、、
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コメント
1件
第4話、読み終えました。電話のシーンからずっと不安が続いて、藤澤が若井の家に行った場面では心臓がドキドキしました。大量の薬があったはずなのに、翌日には全部消えて「いつも通り」な若井——この違和感の描き方が上手いです。読者としては「それ、絶対隠してるでしょ!」ってツッコミたくなる。りょうちゃんの「僕のせいだ」というラストの言葉が重くて、続きが気になります。次話も楽しみにしてます。