腹痛彗奈です
ヘロヘロぴ〜(最早順番関係無し)
食べすぎました☆
じゃ本編行ってらー!
(主人公目線だよ☆)
あの絵の騒動から1週間が経ちました
真理亜ちゃんは今では私の唯一の話し相手です
「〜♪」
まぁ、今真理亜ちゃん居ないですし鼻歌も病院のロビーで流れてるやつですけど……
『ガラガラ』
「…あ」
『ただいま!お姉さん!』
「おかえりなさい
検査どう?」
『改善はしてないけど、悪化もしてないって』
「そっか」
真理亜ちゃんは”天国病”と言う病気らしいです
詳しい事は真理亜ちゃんも知らない
と言ってました
『…?』
「どうしたの?」
『お姉さん、腕に何つけてるの?』
ふと真理亜ちゃんが聞いてきました
「あぁ、これか
これはミサンガだよ」
『ミサンガ……?』
「腕や足首につけるの
切れると願い事が叶うらしいよ」
とても簡単な説明だが
このぐらいが丁度いいだろう
『何それ!つけてみたい!
私でも作れる!?』
ただでさえ輝いている瞳を
更に輝かせて聞いてきました
いつか私サングラスかけないといけないかも…
「うん、作れるよ」
『じゃあ作り方教えて!』
「分かった」
そう引き受けたはいいが
(……ヤバい小さい子に説明とかどうやればいいかわかんない……)
子供に説明なんてした事の無い私、物凄くピンチです…
(よかった…ほんとによかった)
幸い真理亜ちゃんの物覚えが良かったので、説明はあまりせずに済みました
『んふふ…
切れるの楽しみ〜!』
「あ、そういえば…」
『なに〜?』
「ミサンガが切れたら
何が叶って欲しいの?」
『え?えーっとねー……』
”お菓子が食べたい”みたいな
可愛い回答が帰ってくるのかなと内心ワクワクしていました
ですが私が予想していた回答とは違いました
『退院して……』
『退院して、みんなと同じ事がしたい』
「…みんな…と?」
『そう!』
『みんなと同じように
オシャレなカフェとか行って
流行りの曲とか聞いて
みんなと……』
『健康な子と、大差ないことをしてねる
それが、私の夢』
「……」
言葉が出なくなりました
あまりにも日々元気なので忘れていました
真理亜ちゃんは
真理亜ちゃんだって、一人の子供なんです
みんなと同じようにはしゃぎたい時期なのに
一人で、この部屋に、ずっと
友達に会うことも無く、一人で
耐え抜いてきた
だけど限界だった
私達の部屋には窓がある
ずっとこの部屋にいたなら窓から外の様子ぐらい見えたはずです
そこには
『……』
《あははっ!こっちだよ〜っ!》
《あ〜!ちょっと待ってよ〜!》
《やなこった!》
《見て〜!作ってみた☆》
《何それ変〜w》
《え〜?そぉう?》
《いや変でしょ〜w》
《そうかな〜?うーん…》
きっと辛かったはずです
本来ならあのような場所にいるはずなのに
あの明るい声の中に自分もいるはずなのに
今自分は、白い部屋の中に1人なんだから
(きっと、”貴方も私と同じ”)
『?お姉さん?』
「あ、いやなんでもないよ
叶うといいね」
『うん!』
何故か
暗い気持ちになったと同時に
懐かしい記憶が起きてきた様な気がしました
『ねぇ___!
あんた足早すぎでしょ!』
「え〜?だって職業これ生かすし〜!
それか_____が遅いだけじゃないの〜?」
『私はおそくなぁぁい!!!!』
「あっはは!
追っ手に追い付かれるよ〜!」
『もうこりごりよ!!』
私にしては暗くないな!?()
おつすい!