(一話のあらすじ)
幼い頃から「感情」がなく「死にたいけど死にたくない」という言葉だけが毎日私の頭の中をよぎっていた・・・そんな「孤独」な私に明るい未来は訪れるのか・・・
(本編)
今日も私は1人だった
クラスメートは私の前を風のように通り過ぎてゆく。
目を合わす人もいない。
存在自体消えた同然だった。
「感情」がある人ならこのようなとき目を合わし悪口・陰口を言われてたほうがマシだった
と思うのかな?
でも何も考えられない私は相手のことも考えられない。
そもそも自分は感情がある人に興味がない。何を言われようと何をされようと何も思わない。
そうやって今まで生きてきた・・・
この15年以上の人生は今までもこれからも意味のないことだと思っていた・・・
ーーー
ある日突然美人でクラスの中心グループにいきなり声をかけられた。
空耳かと思った。もう一度見た。(まちがいない・・・この人・・・)
ありえない話だった。生まれたときから今まで誰も私に話しかけてこようとしなかったのに
私は心のどこかで抑えられない何かがあったが何も感じなかった・・・
その人がやっと口が空いたと思ったらすぐに想像していた言葉が直線で私にあたった
「お前みたいな陰キャはいてもいなくてもゴミなんだから私達の学生生活まで邪魔すんな」
私は何も言えなかった
言いたかったわけでもない
逆ギレしたかったわけでも,「なにか」を感じたわけでもない
ただ私の中にまだ「なにか」があるということを私は分かっていた・・・
(3話に続く・・・)
追記:この話はすべてフィクションです。
実在する人物名,団体名とは一切関係ありません。
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