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これからの展開が楽しみすぎる
前回までのあらすじわたメルがある特殊な力を得てすべての世界を旅できることに成功した
好奇心馬鹿なわたメルは色んな世界を旅するが力の代償が来てしまったのか目覚めたら知らない場所にいた。警察官の手毬さんの勧めにより児童養護施設に預けられることになった。なんとその施設神が住んでいるらしい!?!?モクアミという神の信者になった。
(本編ストーリー終了後のわたメルなので読者の皆さんはついていけません。理解が出来なくてもいいよってお方のみ見ることを推測します)
琥観「…と、めるはさんから聞きました」
魔王城会議室
広く暗い会議室には魔王ケイオスと創造主琥観の2人しか居ない。
ケイオス「ジョーキュー転送魔法だァ?」
ケイオス「んじゃああの青いネコは連れ去られたのかよ?」
琥観「そうなりますね。転送魔法は転送先が遠ければ遠いほど魔力消費が凄い。それも上級魔法となると…相手はかなりの者でしょう。」
ケイオス「ふぅん?まあ、俺に敵う敵なんざ、お前と”あの神”だけだ。」
ケイオス「5秒で終わらしてやらァ。早く連れ去った犯人見つけろよ」
琥観「そうしたいのも山々です。ですが魔法を使った跡が所々消されていて特定が不可能なのですよ」
ケイオス「…あ”ー分かったわーったよ」
ケイオス「お前がわざわざ魔王城まで足を運んでやってきた理由」
琥観「さすが全ての魔法を取得していると言われているだけありますね」
ケイオス「…俺に魔法の跡を探れっつーんだろ…」
琥観「はい、そうです。出来ますよね?魔法の王なのですから」
ケイオス「……チッ、しゃーねぇなぁ…」
琥観「手伝ってくれること、とても嬉しいです。貴方なら罵詈雑言を浴びせたあと突き放すかと」
ケイオス「セレニテと人間のお気に入りだしよあの青猫…」
琥観「人間…?ああ、零さんのことですか」
琥観「上手くやってるのです?」
ケイオス「うっせー…さっさと帰れ!」
琥観「それではこれにて失礼します。」
そう言うと椅子から立ち上がり、魔法陣を展開する。魔法陣の光が暗い会議室を包む
光が収まった時には琥観の姿はもう消えていた
ケイオス「アイツ…ほんと好きになれねーわ」
ガチャ
セレニテ「おとーさん!」
零「終わったか?」
ケイオス「ん、終わったぞ」
ケイオス「なあなあゼロ〜聞いてくれよォ〜」
零「どうした?何かあったのか?」
ケイオスの向かい側の席に座り肘を机に置く。
零「なんでも聞いてやるぞ?」
そう言って微笑むとケイオスが黙り込んで視線を逸らす。
ケイオス「…」
クソ、こいつ…かわいい…
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おはようございます。私です。わたメルです
昨日モクアミ様という神様の信者になりました
クソイケメンだったのが印象的です
あくびをしてベッドから起き上がる。パジャマから施設の人に貰った服に着替えて部屋を出る
なんかあの服以外を着ること新鮮だなあ…
夏にはピッタリの服装✌️
今は5時43分。まだ朝食じゃないらしい。
確か朝食は7時からだと聞いた。それまで何して過ごそう…
どうせなら誰か起きてないかなあ?
なんかケイオスが零さんと惚気けてる気がします
リア充爆破しろとは思いません。むしろやっと付き合ったのかアイツらという気分です
まだあの人たち付き合ってないのが普通に驚愕
“ソウサキ”
あっ邪眼神!どうしたの?
“ジンタイ ナル”
え?力制御できないんじゃ…
“ダイジョウブ”
…邪眼神がそう言うなら
星のついたネックレスを外して床に置く
星の部分が黒く輝いて眩しい。咄嗟に目を手で隠す
「ソウサキ。」
邪眼神が私を呼ぶ声で手を下ろす。
そこには人体姿の邪眼神が立っていた
身長は180センチくらいの男にも女にも見える姿。
わたメル「相変わらずデカイねー」
邪眼神「ソウサキ、チイサイ。」
わたメル「私が小さいだけって言いたいの〜?まあ確かにチビかもね」
わたメル「えっと…邪眼神って呼んだら周りに不思議がられるから…なんて呼ぼう?」
邪眼神「ハルメ。」
わたメル「ハルメ?わちゃめるにつけてもらったの?」
邪眼神「アア。」
わたメル「じゃあ人がいるとこではハルメって呼ぶね〜!」
邪眼神「ドコ、ムカウ。」
わたメル「どこに行こっかぁ…外に出ていいのかな?この時間帯の空綺麗で好きなんだよねー」
邪眼神「…ソト」
わたメル「うん、外行こ!」
外はまだ少し暗かった。夏ということもあってか蒸し暑い。それでも空は綺麗で、なんでかテンションが上がっていた
わたメル「綺麗だね!!」
邪眼神「…アア」
邪眼神「…イチド、アイツ、ミタ、コノソラ。」
わたメル「わちゃめるとこの時間帯の空見た事あるの?へえ、楽しかった?」
邪眼神「…タノシ…」
邪眼神「……タノシカッタ。」
わたメル「そっか!よかった〜!わちゃめる変なことしてなかった?」
邪眼神「…ウン」
歩きながら紡がれる会話。タアイもない会話かもしれない。でもワタシにとってはこのコと話せることはとてもウレシク、タノシイ。
ワタシがこのコを守らなればならない。イノチに変えても
6時頃になると施設に帰って部屋でゆったり過ごす。
邪眼神笑ってたなあ…フフ
さて、7時になるまで何をしていよう?施設内にあった絵本を借りたけど…あー、じゃあ次はこれを見ようかな
「電話をかけるよ、出てね!」
幽霊や妖怪に呼び止められて”もし”と言われても、返事をしちゃいけないよ!
魂を吸い取られてしまうんだ
だからね!電話では見えない相手にはもしもしと言うようになった!
プルルル
ねえ、お母さん!私だよ!
ねえお母さん
私だよ
おか
あ
ど̰̲͉̹̗̻͛ͫ͞う̩͆ͥͣ̉͛し̝͉̻̭̭̣̈͞て̪反̠̫̬̉́́̒応̟̞͖̖̉̃し͎̳͙̜̲̙̻ͦ̄͂͂̔̽ͣて͍̖̑̉ͧ̈̂̄く̝̖ͨ͂͂͝れ҉͕̙な̘̪̺̉̅͗̃̒̕い̱̩̪̺̟͈̃̃͂ͩ̚の͙お̵̲̜̝͇̯̰̀̇ͩ̈̃母̙̘͍͇̀さ̲̜̻̲̙ͤん̼̹̼͚̄̓̑?̦̦͍̒ͪ͌わ͇̺͖̮̯̄͆͌ͧͪͦた̹̤̖̦̦̄̈̑̄̈́̑̚し͕͎͔̖͇͋͐͛̈̈̚だ̣̫́よ͙͇͋̊ͯ̏̃̔ね̧̭̘͓え̹̱͈͇̤̤̏ͨͭͪ̾̽̏͜あ͍͎̰̞̣̯ͪ̔͗͝な̣̉̓̿̈ͨͪ͒た͇̝͞だ̸̘͉͇͔͆͛ͤ̊̚よ̻̓́́ͪ̈́ͦ̋͞あ̔͏̜̩͕̺̠͈ͅな̻̠̝̹̎̐̊͛͗͗た̦͚͆̃̈̍̀͐͜がͯ̂̿͑͟捨̖̖̝̼͈̫͂̔͊て̗̗̦̼̥̪ͧた͔̖͖̞̤̯͓わ̴̘͖͐ͭ͆ͫ̄た̤͓̈ͬͯし̹̈́ͪͪ̌̚だ̲͖̥͍͂ͫ̚よ̞͢!̄͐̓́̈̄͂
わたメル「…なんだホラー絵本か」
わたメル「にしても随分作り込まれてるなあ…こんなの児童達に見せていいわけ?!」
わたメル「フツーに怖いんだけど!最後の部分とか!」
邪眼神「…」
わたメル「ねえ邪眼神どう思う!?」
邪眼神「ワカラナイ」
わたメル「そっか…」
時間はあっという間にすぎて7時。食堂に行くと料理の香りが漂う。どれも美味しそう!
洋食メインなのかな?
そういえばさっき施設の人に”わたメルちゃんは11時から警視庁本部庁舎に行ってね”って言われたな…少しは手がかりとか見つかったかな?
いただきますとみんな揃って言うとカチャカチャと食器の音が食堂に響く
わたメル「美味ー」
邪眼神は食べなくていいの?
“クウフク ナイ”
空腹を感じない体っていいなあ
わたメル「ん?…あれモクアミ様じゃね?」
窓から黒い翼が見える。多分モクアミ様の翼だよね?
私がモクアミ様、なんて言ったから皆はモクアミ様を探し始める。
窓から見えていた黒い翼が見えなくなると、真後ろから声が聞こえる
モクアミ「お前今日の5時半に外出てただろ?大人の人に言わないで出たらダメっつーの」
わたメル「見てたんすか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!???」
モクアミ「お前の隣にいたあの女か男かわかんねえやつ、誰だよ?」
わたメル「え、何見えてるんすか?幻覚?」
モクアミ「はあ?話してだろ!!嘘つくな!!」
わたメル「うわ!クスリ!?」
モクアミ「おい!誤解を招くだろそれは!」
誰か助けてください。どうやって邪眼神のこと隠したらいいですか🥲ྀི
邪眼神は認知されることを嫌ってる…まさかモクアミ様が見ていたなんて…
モクアミ「もういい、お前と話していたら誤解されそうだ。それより今日の飯はなんだ?」
わたメル「洋食のすくらんぶぬえっく」
モクアミ「噛んでるぞ」
わたメル「ずっとすくらぶぬえっくだとおもってた」
モクアミ様が来たから食堂は大騒ぎ。キャーモクアミ様〜なんて言ってる人もいるよ!
私がそうなるのは晶さんとあの子だけ♥
はあ、あの子に会いたいなあ…私の天使様…いや神様。神様だ私の!!キューティーなお顔して可愛いし!!私の神様〜〜〜〜〜♥♥
なんて妄想していたら食事も終え10時です。今までずっとあのこと晶さん妄想してました
晶さん…私たちの出会いは運命的な出会いまさに私が求めていた出会いだった!!私は白馬連れ回した絵に書いたような王子様と付き合いたいとか思っていた概念をあなたが壊してくれた!!貴方は長髪青髪ニコニコ教祖!!みんなから悪いやつって言われてるけど私はそうは思わない!私の命助けてくれたもん!!
“ソウサキ…”
“ソコマデ シロ”
…はあい
と言っても10時かあ。11時になったら手毬さんが来てくれるんだっけ?それまで暇だな……🤔
‼️
外を探索しよう
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・
・
速報です
宗教勧誘されてます
???「ネエ、ホラ!少しだけでいいから…ネ?」
わたメル「ええ、と…」
???「きっと実物をミタらアナタも惹かれますわ!ミルだけですヨ!」
わたメル「……それなら、まあ…うん……み、見るだけですからね?」
あまりの勢いに流されてしまい了承してしまった。こういう人が騙されるんだろうなあ(白い目)
案内された場所は教会と言うよりかはデカめの洋館。
中に入ると強い照明が何個もある。目の前には階段。左右には道が続いている
よくアニメとかにある教会と一緒だな……
???「ああ!そういえばナマエを言うのを忘れていました!」
コトハ「ワタクシはコトハと申します❣️サテ、他に知りたいコトは?」
わたメル「えっと…なんの神様を崇めているのですか?」
コトハ「着目点がスバラシイですね💕︎この世の創造主であるココロサマを崇めていますの!」
わたメル「あ…聞いたことある!」
コトハ「ココロサマを知らないヒトは1人もイナイのですよ🎶」
コトハ「それではココロサマについてスコシおしゃべり致しまショウ!」
コトハ「ココロサマは、この世界をツクッてくださった創造主サマです🎶そのスガタは高貴で、ミル者全てをトリコにしてしまいます♥」
コトハ「イショウは着物。髪は腰までアルのです🎶」
わたメル「すごー…」
コトハ「サテ、他に知りたいコトは?」
わたメル「えっと…う、うーん…」
コトハ「この教団のコトもワカラナイのに、そんなコト言われたら混乱シマスね🎶」
コトハ「それでは代表的なシンジャさん達を教えまショウ」
コトハ「1人目は幸白ニゲラサマ。この教会のセキニンシャであり大司教。片腕はケッソンしています。」
コトハ「2人目は乱華ツルギサン。司教でありシンジャの世話や宣教カツドウを主にしています🎶」
コトハ「3人目は幸白青葉クン。ニゲラサマの義理の弟君デス🎶」
コトハ「その青葉クンの面倒をミテいるのがネオンサマです🎶」
わたメル「へえ…役割があるのですね」
コトハ「そりゃあモチロン🎶ワタクシも宣教カツドウという役目がありますし🎶」
コトハ「キョウミ出ました?」
わたメル「しょ、少々……」
コトハ「それは良かったデス♥️」
…ねえ邪眼神、今何時?
“11 01。”
“ソロソロ モドレ”
了解!
わたメル「す、すみません…私用事があるのでこれくらいで…」
コトハ「アラ…ザンネンです。またドコかでお会いしまショウ🎶」
わたメル「は、はい…」
教会の外に出てかなり遠くに行く。
…あの人、なんか…言葉がおかしいんだよなぁ…たまにカタコトになってる…のかな?とにかくあの教会から少しでも遠のこう…
セレネ「あ、わたメル…あなたどこに行ってたの?」
わたメル「外だよ」
セレネ「管理人に言った?」
わたメル「え〜?…あ、言ってなかったかも」
セレネ「…わたメル…貴方をみんな探してるよ」
わたメル「えま、まじ?」
セレネ「ちゃんと謝ってね。」
わたメル「…はあい」
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「ね、っねえ…ホントに、良かった…のかな」
『…何が?』
「あの娘を…こ、ここに転送させてしまった事…」
『……分かっているだろ?このままでは戦力が足らない。アイツに勝てっこないんだ』
『このまま時が過ぎるのを待っていたら、世界が”造り直されて”しまう。』
『それは嫌だろう?』
「う、。うん……いやだ。」
『そうならない為に彼女を連れてきた。』
『早く彼女とご対面したいものだが、私達は迂闊に外に出れない状況だ』
『…アイツらに頼もう。裏で働きながら、な?』
「…そう言うなら…そう、するよ…」
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4話突破です
今回は前回に不穏とかは無いですが伏線はめちゃくちゃ貼ってます。そんなに無いかも
最初のケイ零がとても好き。
さて今回でてきたコトハちゃんのざっと解説行きますね
コトハ ︎︎ ♀ 79歳
一言で言うならだまれば可愛い
セレネちゃんのママ感すごい。
それではまた👋