27
__
_
🐇side
🐇「え…と…」
🐤「…俺、さっきおでこ触っちゃってから初兎先輩と手目が合わなくなっちゃったから…」
🐇「それはっ…!その…」
りうちゃんのこと意識して見れなかったなんて、言ったら迷惑になっちゃう。
だって、ないちゃんと付き合ってるんだもん。
🐤「つい、でやっちゃいけないことなんて分かってたけど…熱だったら大変だって思ってっ…」
と、必死に説得する姿は、まるで勘違いを解きたい、とでも言ってるようだった。
心配してくれたその優しさ、嬉しいけどね?
でも、“勘違いさせちゃう優しさ”は、ないちゃんが可哀想だから。
言わなきゃ。
🐇「りうちゃん、まず僕、怒ってないから安心してね…?
それと…。勘違い、させちゃうから。好きじゃない子にやらない方が…いいんだよ…?」
🐤「勘違…い?」
🐇「ごめん。さっき見ちゃったんだ。
ないちゃんとぎゅーしてるとこ…」
というと、「えっ」と、突拍子もない相槌の返事が帰ってきた。
🐇「だめだよ、付き合ってる人がいるのにそんなことしたら…勘違い、しちゃうよ…」
やば、自分で言ってるのに泣きそう
でもこれは、りうちゃんのため。ないちゃんのため。
🐤「まって初兎先輩。俺、ないくんと付き合ってない…」
…え?
🐇「え、、でもさっき…」
🐤「あの…笑わないでね」
頭の中ではてなが量産され、
🐤「初兎先輩に…嫌われちゃったかもって…相談したら…泣いてしまってですね…
慰めてもらってました…」
てことは…
🐇「僕の…勘違い…?」
🐤「んと…うん…付き合って、ないです…」
…うぁ…そう、なんだ…
🐇「よかった…」
ッ!!?
声っ…!
思わず出すつもりではなかった声が出てしまった。
🐤「え…それって…どういう…」
🐇「ちゃう!!ちゃうからっ!!///」
やばい、頭パンクする
ぐるぐるぐるぐる、なんも考えられない
やぁぁ…
🐤「っ…/// うん、わかりました、w
あ、先輩。」
🐇「なっ、なにっ、、?」
しっかりと目を合わせて、りうちゃんはこう言った。
🐤「勘違いってさ。何を勘違いしたんですか?」
頬が緩んでる。
これはきっと、僕は遊ばれてる…!!
🐇「…りうちゃんが、僕のこと好きなのかなって勘違いしちゃう。
思わせぶりはいけませーーん!!」
といってぺしぺしとりうちゃんの肩を叩く。
🐤「…初兎先輩、ほんとずるい…///」
🐇「っ、!飲み物、お茶入れてくる!待ってて!」
と言って勢いよく立ち上がり、キッチンへと向かう。
かお、あっつ…。
僕に嫌われたくなくてって、どう捉えていいの…?
ねぇ、りうちゃん。さっきも言ったじゃん。
“勘違いさせちゃダメだよ”って___。
赤くなる頬を手で仰ぎながら、キッチンへと向かった。
___
【ぷちお知らせ】
こんばんは!楓です🍁
新作:「奴隷兎は愛を知る」
です!!🐇さん愛され、総受けになると思われます(ˆ꜆ . ̫ . ).♡
2作同時毎日投稿は厳しいので、毎日どちらか、もしくは同日両方という形を取らせてください😭😭
お時間ある方は何卒!こちらもよろしくお願いします♡
コメント
7件
りうしょーどっちも可愛すぎる 新連載も楽しみです!((o(´∀`)o))ワクワク
赤くんの意地悪してる時の表情、、、 かわいいんだろうな〜これから白さんは 赤くんにいじられちゃうのか?、、 続き楽しみです♪
ねえやばい尊すぎます😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭