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朝焼けのスタジオ。大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架の三人は、静かにピアノの前に集まった。
「貴方に会いたくて 生まれてきたんだよ
今、伝えたいんだよ」
元貴が静かに歌い出すと、滉斗がギターを爪弾き、涼架がピアノで優しく寄り添う。音が重なるたび、三人の間に流れる空気が、家族や仲間への深い愛情で満たされていく。
「思い出は歩いてきた証だと
この傷が教えてくれる」
彼らはふと、デビュー前の苦しかった日々を思い出す。夢を追いかけ、何度も壁にぶつかり、それでも信じ合い、支え合ってきた。
「当たり前に進んでゆく皆んなに ついて行こうと頑張っています」
「有り得ない程に
キリがない本当に
無駄がない程に
我らは尊い。」
三人は互いに目を合わせ、無言で微笑む。音楽を通じて、どんなに小さな希望も信じてきた。
「ちっちゃな希望を 何とか信じて、信じて欲しい。」
今日もまた、音楽で誰かの心を照らすために――。
「まだ伝えてないよ 今日の分の『大好き』を
未来でも変わらず届けられますように」
三人の音がひとつになり、スタジオに優しい朝日が差し込む。
彼らは、これからも“生きて、生きてみよう”と誓い合うのだった