緑谷said
しっかりとした声で、でも確かに震えて切なくて
僕は思わず、立ち上がっていた
『当たり前じゃないか、、、!ここにいる誰も、君の事を疑ってなんかいない!君に生きて欲しいって、、、戻ってきて欲しいって、本気で、、、っ、だから、、、〜っ、そんな、悲しい顔で言わないで、、、』
寧「緑谷、、、、」
芦「そうだよ、、、私ら皆寧々ちゃんと一緒にいたいって話したばかりなの!お願いだから戻ってきて、、、寧々が居ないと、私、、、私っ、」
芦戸さんが無抵抗に涙をボロボロと流しながら、立ち上がって寧々ちゃんに駆け寄った
縋り付くように手を握って懇願するその姿に、麗日さん達も同じようにまた駆け寄っていく
寧「なっ、、、私の、せいで、皆に迷惑かけちゃうかもしれないんだよ、、、?これから先、皆に迷惑かけて、当たり前みたいにこのクラスに、、、いちゃいけないよ、、、っ、」
心の底から、このクラスに戻ってきたいって思っている事
僕たちを迷惑をかけたくないって苦しんでいる事
僕たちにとって、寧々ちゃんはとても大切な存在だって事
皆知っていて、皆がそれを信じているから
『寧々ちゃん、、、僕たちがヒーローになるまで、ここで僕たちを―――見守ってほしい』
僕の言葉に、皆が大きく頷いて
寧々ちゃんの目から大粒の涙が止めどなく溢れ出た
相「――――――寧々」
寧「、、、?」
後ろで見守っていた相澤先生は、ゆっくりと壁から背を離して寧々ちゃんに向かって近づき
抱きしめた
相「おめでとう。合格だ」
寧「、、、〜っ、ぅ、、、ぅあ、、、っ、ひぐっ、うぅ、、、うぁあああぁあん!!!」
始めに相澤先生の言った、「転入試験だ」の意味がやっと分かって、それと同時に相澤先生を抱きしめ返して思いっきり泣き出した寧々ちゃんの姿に、僕も目に涙が浮かんだ
相「あ゛ー、、、ごほっ。転校生の」
そこまで言うと、相澤先生は泣きじゃくる寧々ちゃんを離し、じっと見つめる
寧々ちゃんはようやく涙を拭うが、目にはまだ涙が浮かんでおり、泣き顔で言った
寧「白虎寧々です!これから皆と、、、頑張っていくので、、、〜っ、よろしくおねがいします!!」
あの日、初めて会った日と同じように元気な声を僕たちに届けた
―――おかえり。寧々ちゃん
〜作者〜
書いてて、涙が出てきた
こんなん、、、泣いてまうやろ!!!
てか、あと2話で100話じゃん!!
100話の特別記念で、何か企画をしようと思いますが、何をすればいいかわからないので、案を募集します
たくさんの案を待ってまーす!!
コメント
6件
とりあえずA組皆でわちゃわちゃしててほしいです!
おーさまゲームとかどうですかね?!( ・`ω・´)キリッ