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そう言うと此方に背を向ける。


そしてルマンとシイの首にピタリと冷たさを感じた。


ルマンとシイの首には炭のこびりつきの様なものが

レースの様に張り付いていた。


「 な、なによ、これ…! 」


「 いやぁ、美しいものを穢すのは心苦しいなぁ… 」


そう言ってケムリはスキップをする。


そして指で円を書くようにくると回すと

そのこびりつきがレースの様な薄いものから、

首輪の様な硬いもので締め付けられる痛みに襲われる。


「 シイくん!ルマンちゃん! 」


「 だ、大丈夫よ…そうよね…、シイ? 」


「 勝手に言うなよ…!、俺とルマンは今すぐは使い物にならない。

だから、先に向こうの体力を…削って下さい、 」


「 もーお喋りすんなら俺も混ぜてよ。泣いちゃうわよ…?! 」


ケムリが近くに寄ってきたのをリクは見逃さなかった。


「 泣きたいのなら、泣いていただきましょう…! 」







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