テラーノベル
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旧国、下手、ぐr
それでもいい方は↓
……頭が痛い。ただそれだけだ。
何かを忘れていような。そんな気がした。だけど
〝貴方〟といるこの時間はどんな事よりも楽しかった。
ずっと続けばいいのに。こんな他愛もない時間が。
…朴念仁な貴方は、いつも何を考えているのか分からなかった。
ソ連「…ロシア。」
ロシア「…ッ…」ズキッ
まただ。また痛い。頭が。
ソ連「…どうした?」
貴方は心配したような声色で俺に話しかける。
ロシア「…大丈夫。…頭が痛いだけだ。」
ソ連「風邪か?」
ロシア「いや、多分ただの頭痛だろ。」
心配してくれる貴方に俺は答える。
嗚呼。本当に幸せだ。なのに、心の中はぽっかり穴が空いたように感じられる。
何か、本当に大切なものを忘れているような…。
ソ連「本当に大丈夫か?」
貴方が何度心配しようと、俺は馬耳東風の態勢を崩さない。
ロシア「そんなことより、ウォッカ飲もうぜ。」
ソ連「…それもそうだな。」
木製の家に入って、冷蔵庫から冷えたウォッカ瓶1本を取り出す。
貴方はそれを見ると無気味に口角を上げた。恐らく本人は満面の笑みのつもりなのだろうが、無気味だから非常にやめていただきたい。
俺はウォッカを2つのコップに注ぐと、その2つのコップの中の1つを貴方に渡す。
ソ連「……。」
貴方は無言のままだが、特に嫌がりもせずにウォッカを煽った。それを見て、俺もまた貴方と同じようにウォッカを煽った。部屋の中に強力なアルコールの香りが充満した。
ソ連「ん…うまいな。」
ロシア「そうだな。」
…まただ。
ロシア「ッ……」ズキッ
また、頭が痛い。警告音のような耳鳴りが止まることなく響いた。うるさい。
ソ連「ロシア?大丈夫か?」
答える気力もない。頭の奥から、ずっと声が聞こえてくる。
〝何がしたかったなんて、面白いことを言う!〟
誰だ。
〝貴国の目的は、憎きアメリカを倒し、共産主義を全世界には広める事。〟
誰だ?
〝いままで、そのためには、いくらの〝犠牲〟も惜しまなかったじゃないか!〟
誰…だ…?
ソ連「おい…!おい!ロシア?大丈夫か?」
貴方の心配そうな顔が目の前にある。何を言っているのかは分からない。
視界が点滅する。目の前に見えるのは、何者かと握手を交わしている貴方の姿。
ロシア「ぃ”、、だ…ッ」ズキッズキッ
これまでにない程頭が痛い。頭を鈍器で殴られたような鈍い痛みだ。
ソ連「大丈夫か?!どこが痛いんだ?!ロシア!」
貴方の必死な表情が見える。
ロシア「ぐ…ッ…ぁ”ッ、!」
……嗚呼。そうだ…思い出した。
俺は、父さんに併合されたんだ。
ロシア「……ぁ”。」
目の前にいる〝貴方?〟は父さんに似た何か。本物ではない。
ソ連「くそ…!病院に…ッ!」
貴方は、病院に電話しようと俺に背を向けて携帯を操作し始めた。
俺は、よろめく足で立ち上がり、机の上にあった貴方の鎌を手に取って_____
貴方が、倒れる音が部屋に響いた。…やっぱりそうだ。血が流れない。
貴方は藁人形のように倒れ込んだ。
俺は貴方を冷ややかな目で見た。暫くして、部屋が藁の匂いと強力なアルコールの匂いが、不愉快なほど混ざり合った時。
事は起こった。
突如視界が白黒点滅して、頭がまた痛くなった。
ロシア「ぉ”…ッ?」
俺は思わず鎌を落とした。カチャン。と金色に光る鎌が床に落ちた。そして、俺も貴方と同じように床に倒れ込んだ。
そして、薄れゆく意識の中。無意識に俺は貴方の付けていたネックレスを掴んでいた。
そのことに気づく前にロシアは完全に意識を失った。
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