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コメント
3件

愛が思い森くん最高です!栄養撒いてくれてありがとうございます!!!
もしよければ、一言でも反応いただけたら励みになります…( . .)՞
閲覧前にご確認くださいm(_ _)m
本作品には hnnm/BL/暴力表現/森ちょん 要素が含まれます。
これらの意味が分からない、またはご理解いただけない方は閲覧をご遠慮ください。
なお、本作品はすべて書き手の妄想によるフィクションで、実在の人物・関係者等とは一切関係ありません。
併せて、転載・スクショ・パクリ等はご遠慮ください。
以上をご理解のうえ、自衛できる方のみ閲覧お願いします。
部屋を満たしていたのは、時計の秒針の音と、 じわりと服に染み広がる血の、重く粘ついた感触だけだった。
その感触に引きずられるように、視線が下へ落ちる。
腹部には、銀色の刃が深く突き立っていた。
痛みとも熱ともつかない感覚が、波のように押し寄せる。
肺が潰れたみたいに、息が吸えない。
「……あ……ぁ…………っ」
力が抜け、崩れ落ちる僕の身体を、森くんが静かに受け止めた。
返り血が眼鏡に飛び、彼の整った顔を汚していく。
それでも森くんは気に留める様子もなく、
ただ、ひどく満足したみたいな表情で、僕の顔を覗き込んでいた。
視界が白く滲み、意識の縁がゆっくりと崩れていく。
僕は必死に、抱き留める腕の感触にしがみつきながら、
声を絞り出した。
「なん……で…………。森……く…………」
どうして。
あんなに、優しくしてくれたのに。
森くんは、僕の頬を伝う涙を指先ですくい取る。
そしてその直後、自分の考えが絶対だと信じきった、
静かで重い声が落ちてきた。
「……ちょんまげが生きている限り、 ちょんまげの心は、僕以外のものに触れて、離れちゃうかもしれないでしょ?」
「……だから、ちょんまげを殺したあとで、
僕も死ねば、ずっと僕だけを見てくれると思って」
「…………っ……あ……」
理由は、あまりにも独りよがりで、底が見えなかった。
その重さが、ゆっくりと胸に沈んでいく。
森くんは、声を少し弾ませた様子で、言葉を重ねた。
「嬉しいなぁ……。ねえ、ちょんまげ。
これでずっと、 2人きりだね」
浮かべられた微笑みを、僕はただ見つめたまま、
深く、深く、底のない闇へと意識を手放した。