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「え?隼人君、もしかして……」
こっちを向きたいって何回か言ってたし、私の手が隼人君から離れるタイミングを狙ってたんじゃ……
だから、電話確認した方がいいって言ったの?
「何ですか?」
「……何でもない」
確信犯だろうけど聞いてもまたとぼけられるだけだと思ったので、これ以上は追求しなかった。
ずっと鳴っていた電話もいつの間にか鳴りやんでたし、これって隼人君の思惑通りになってるよね。
「今なら誰もいないですし、キスしてもいいですか?」
「そんなこと聞かないでよ」
「今回はダメとは言わないんですね」
すっかり隼人君のペース。
「じゃあ、ダメ」
「もう遅いですよ」
お互いの唇が軽く触れるだけのキスをされた。
外だから階段より人に見られる可能性があるのに、ハッキリ断らなかった私はどうかしてるのかもしれない。
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#溺愛
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コメント
1件
あー、もう隼人くんの計算高さにニヤニヤしちゃうわ。電話のタイミングとか、わざと「こっち向きたい」匂わせといて「何でもない」ってとぼけるとことか、完全に彼女の心読んで動いてるのがツラい。それでいて「今なら誰もいない」の畳みかけ、反則だろ…。「もう遅いですよ」からの軽いキス、階段の描写も相まってドキドキが止まらん。主語を濁してる彼女の心情もすごく共感できるし、読んでて顔が熱くなったわ。