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第4章 調査
《そして2025年5月14日》
皮肉なことに水晶発見と同じ日に『国連調査団』が来ることになる
《朝6時30分》
少し早いくらいに、ナシル戦闘機の厳重なエスコートを受けながら、ナシル王都にある国際空港、《グラヴェル国際空港》に5機の旅客機が着陸した。
遠くから見ればただの国際便、だが上空を3機編隊で飛ぶ戦闘機を見れば…誰もがただごとではないと、嫌でも理解した
旅客機から格納されていたタラップが展開され、そこからシワ1つないスーツに身を包んだ、各国の調査団が降りてきた。
彼らは表向きは《国連調査団》しかし、ナシルの上層部は知っていた。
迎えに来たのは外交官1人とそのそばに2人の兵。
各国の調査団には特殊部隊も一緒に搭乗していたが、特殊部隊らの顔が曇るほどであった…
調査団は5カ国で構成されていた。
アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシア、日本
この5カ国の調査団、外交官、ジャーナリスト、特殊部隊、これらを含めた、合計で約50名。
ナシルの外交官が口を開く
「皆様、ようこそ!我が国ナシル連邦へ!
私はハニー・シャーロット、外交官としての役目もありますが、皆様の案内を務めさせていただきます」
彼は柔らかく、丁寧な口調で言った
各国調査団の顔が曇る
だが、調査団はひとまずは従うことにした…
警戒が解けない…今、この歓迎の場で不用意な行動をすればすぐさま外交が先ゆかなくなってしま
うからだ
調査団はそれぞれ、ナシルが用意した5両の車両に向かった
バタン!
車のドアが閉まる
コメント
1件
第四章、拝読しました。調査団が到着するシーン、冒頭の「皮肉なことに」という一文からもう緊張感が走っていて、読みながら思わず息を止めてしまいました。戦闘機のエスコート、各国の特殊部隊の微妙な表情の描写がとても巧みで、「ただごとではない」雰囲気がひしひしと伝わってきます。ハニー・シャーロット外交官の柔らかい口調と、調査団の顔が曇る対比も絶妙でした。この先、水晶と調査団がどう交錯していくのか、続きが気になります!