太宰side僕は中也にキスをされて未だ唇に感触が残っているのを感じながら、言葉を続けた。
太「他に質問は?」
赤羽君…だっけ、の手が上がる。
太「どうぞ。」
赤「2人の関係はバッチリ分かったんだけどさ。2人ってぶっちゃけ、暗殺者?強いの?」
太「うーん。暗殺者では無いかな。殺しはするけどね。」
中「そうだな。でも、俺らは強いぜ。多分此の蛸の触手5本は切り落とす事ができるかもなぁ。」
否、6本必ず切り落とせる。僕がニヤリと笑うと。殺せんせーが、
殺「ヌルフフフ、私の触手を切れますかねぇ。」
嗚呼、此れは舐めてるな。そして口を開く。
太中「「殺せるよ。僕達ならね。/俺達ならな。」」
そう云い、皆んなの反応を見ると、暗殺者じゃないのに、殺しはする。其の言葉が引っ掛かったのか、じっとこちらを見ている。
赤「殺すんなら、暗殺者じゃないの?」
太「僕達は未だ殺せんせーを暗殺していないよ。だから未だ暗殺者ではない。これから殺すことになるから殺しはするって言ったのさ。」
赤「ふーん。」
納得していない様だったけれど赤羽君がこれ以上踏み込む事はなかった。僕も未だ言うつもりはないよ。其の内分かると思うし、ね。
そして其の後も、質問は続いた。
プリンは好きか。
近距離、遠距離どちらが得意か。
趣味は何だ。
得意教科は何だ。
ありきたりな質問ばかりだった。偶にはこう云うのも佳いな。と、少し思っていた事には、気づかなかった。唯、眩しい。そう思った。織田作の憧れる世界はこんなにも、光で満ち溢れているのか、少しでも其方に足を踏み入れてしまけば戻れない。手を伸ばすのが怖い。目を閉じたくても閉じれない。だから、光を見ない為に目を逸らす。これ以上、光を目指さないようにする為に。
to be continued
コメント
2件
織田作…ここでこの名前がでてくるのか…
お、織田作、、、