渚side太中「「殺せるよ。僕達ならね。/俺達ならな。」」
其の言葉を聞いて、背筋が凍る。ヒヤリと冷たくなる背中にピクリと肩を振るわせる。太宰君の目つきが変わる、ターゲットを其の目だけで殺せそうな目だった。此の場にいる全員が思った。太宰君達は何者なのだろう、と。何だか不思議な雰囲気な人だ。
(其の内教えてくれるよね?)
そして其の目の目尻が下がり、太宰君の口が開く。
太「質問の続きをしよう!」
何を聞きたい?と云う太宰君に対し一番最初に手を挙げた茅野に指名が行く。そして其の質問に答えていく。其の顔はずっと笑顔だった。だけど、何処か、寂しいような、悲しいような、何かを我慢しているような、誰かに救われるのを待っているようなそんな目をしている様な気がした。何処か、作り物めいた笑顔に僕には感じた。
to be continued
コメント
5件
渚くんきずいちゃった?
初コメです!とっても面白いです!太中も行けたらお願いしますm(_ _)m