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月明かりが届くことのないネオンの街を歩く。それらの光を浴びながら、静かに歩き続ける。
(くだらない。)
ボクにとって、これほどまでに合理的でない街は、不愉快でしか無かった。性欲にまみれ、不必要な生命を生み出すこと、それはボクには到底理解し難いことだった。
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しばらくそんな街並みが続いていたが、段々と暗い裏路地へと変化していく。そして、大きな門に辿り着いた。ボクが門に手で触れると、指紋や骨格からここに派遣された科学者だということを認識し、開いた。その様子に、ボクは心を踊らせた。
(これがボクの求めていた場所だ、!)
勢いよく入り、中を見て回った。中は、倉庫・実験場・飼育室・本部と、4つに別れていることがわかった。一通り見て回り、本部に居る1人のある男の元に辿り着いた。
「これからお世話になります。
🐙と申します。」
軽く頭からつま先まで確認した後、「頭を上げろ。」といい、横を通り過ぎた。
「あの、お名前をお伺いしても宜しいでしょうか?」
声を震わせながら彼は話す。怒りからの震えだろう。
「名前なんて知ってるでしょ?教える必要ある?」
ボクがそう言い返し、大きなモニターがいくつか着いたデスクに着くと、彼は不満そうにしながら、ボクの後ろについた。
それを確認したボクは、彼の目の前で、目の前のモニターとキーボードで、早速作業を始めようとしたところ、警告表示がでた。おそらく、彼の仕業だろう。そう思い、振り返ると顔色1つ変えず「なんの御用でしょうか?」と平然と聞いてきた。ボクは、彼がボクのことを本当に天才だと思っていないことがわかった。だから、ものの数十秒で彼が作ったセキュリティシステムを全破壊した。
「君のシステムはこんなものなんだな。」
そういうと、彼は驚いていた。
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このように、何回かボクは彼に試され、そして全てクリアしていく。いつの日からか、彼がボクに敬語を使う日が出てきた。
「🐑様、次は何を、、」
「何もしなくていいよ。」
そういうと、彼は焦った。
「なんだい?不満かい?」
そういうと、彼は「いえ、、」だの「あの、、」だのはっきりしない言葉で伝えようした。
「ハッキリしてくれ。ボクはそういうのが
1番嫌いなんだ。」
そういうと、彼は渋々と言った感じで、「何も無いことがなかったため、困ってしまった」と、話してきた。真面目すぎるのも苦だなと感じながら「じゃあ、一緒に新しい研究でもするか?」と、笑いかけた。そんなボクに驚きつつ、「はい!」と嬉しそうに答える彼を見て、ボクもコイツのことを受け入れつつあることがわかった。