テラーノベル
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ー蓮登sideー
「んで、コテンパンに言われて戻ってきたと」
道場に戻ると、同じ躰道部員の魁がストレッチをしながらそう言った。魁は小3から躰道をしている、超ベテランだ。今度、黒帯の試験を受けると言っていた。
「人違いだって言われたけど、間違いないんだよな?」
「あぁ。あれは北条氷織だ」
「なんで躰道を知らないふりなんてしてんだろ」
「そりゃ、躰道から離れたいからだろ」
当たり前だ、とでも言うように魁は俺を見た。魁は俺に、氷織さんが躰道から離れた理由を一向に教えてくれない。教えてくれない理由すらも曖昧にされてしまう。
「めちゃくちゃ上手いのに…」
「強いて言うなら、躰道五条訓をしっかり音読するんだな」
「なんで?」
「そこに、あいつが躰道から離れた理由が隠れている」
いまいち、魁の言っていることが理解できなかった。
ー氷織sideー
コメント
1件
うわ、第3話…重い空気がじわじわ来るね。蓮登が「めちゃくちゃ上手いのに」って純粋に疑問持ってるところ、すごく響いた。魁の「躰道五条訓を読め」って意味深すぎるし、氷織が隠してる過去が気になって仕方ないよ…。ダークな謎が少しずつ見えそうで見えない、このじれったさが癖になる🌙 続き、早く読みたいよ…