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すちが優位のみこすち 大学1年生×大学3年生
みこすちですがリバっぽい表現あり
2話以降センシティブな表現が入る可能性があります
以上の事が大丈夫な方のみお進み下さい
⚠︎︎ ご本人様には一切関係がございません
⚠︎︎nmmn二次創作です
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今日は大学のサークルで飲み会がある日だ。初めての参加で少し緊張していた。ぼーっとしていると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえてくる。「あ、みこちゃんだおはよー」
『すちくん!今日サークル行く?』
「うん行くよー、飲み会あるんだっけ」
『そう!俺すちくん居らんと不安やったから良かった…』
「なにそれ、でも俺もみこちゃんがいたほうが嬉しいかな」
少し困ったように笑い、俺の方を見る。
『…ほんと!よかった…じゃあ、また後でな!』
「なーに照れてんの…うん、またLINEするね」
そう言って彼と別れた。
すちくんは、サークルが同じの2個上の先輩。話していくうちにだんだん意気投合して仲良くなった。最近は特に、話せるとなんだか嬉しくなってしまう。
『はよ授業終わらんかなあ…』
すちくんとまた後で会うのを楽しみにしながら授業へ向かった。
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「ーーーーでさー、アイツが」
「やば、まじないわ」
周りは既に盛り上がっていて、すこし気まずい。すちくんは少し遅れるらしく、俺は一人でお酒を少しづつ飲みながら過ごしている。
すると突然、大きな声が俺の耳に響いた。
「てかみことって彼女いんの?」
『うぇ、えっと、いないけど…』
「えー嘘だー絶対いるって」
『いやいや…俺いま別にそういうの興味なくって』
「こいつノリ悪くね?お前変なこと隠してんじゃねーのかよー」
『ええっと…』
周りは出来上がってる人が多く、制御が効かない。早くどっかにいってくれと思いながらやり過ごすしかなかった。
「おーい言えよー」
『…あぁ、もう…』
俺は目の前にあるグラスを持ち、そのまま一気に飲み干した。周りの声は余計に大きくなり、やるじゃんとか、もっとやれとか、沢山の野次が飛んでいる。
ここでイッキなんてしたらめんどくさい事になると分かっていた。でも、お酒の勢いに任せてやり過ごした方が楽だと思ってやってしまった。
「…ちゃん」
少しづつ頭がぼーっとしてくる。
「…みこちゃん」
『……え』
後ろから聞こえてきたのはたしかに、すちくんの声だ。
「みこちゃん、大丈夫?…ちょっと俺と話そっか」
『うわぁすちくん、急にどうしたん』
「どうしたって…遅れて行くって言ったでしょ」
すちくんは苦笑しながら俺に言った。やっと来てくれたのが嬉しくって、安心した。
「…だいぶお酒回ってるみたいだけど、何話してたの?」
『ええと、かのじょ?の話』
すちくんに手渡してもらった水を飲みながらそう答える。
「…みこちゃん彼女いるの?」
『ん?おれは居ないよー、』
「そっか」
『……いらない』
「え?」
『おれは彼女なんて、いらない…』
『うまくいかなくて、俺、すきになれないから』
「えっと…」
『いっつもふられちゃって…おれやっぱ女の人だめなんかなあ』
「…ねえみこちゃん」
『なーに、すちくん』
「俺だったらそんなことしないんだけどなあ」
「みこちゃんのこと、俺はすっごい可愛いと思うよ」
『うぇ…すちく、』
「んふふ、みこちゃん大丈夫?…今日は送っていこうか」
『あ、えっと、じゃあ、おねがいします』
すちくんから突然いわれた言葉が頭で処理できない。そんなことしない?可愛い?すちくんは何を考えているんだろう。
いつもよりも穏やかで低い声と俺を見つめる赤い瞳のせいなのか、酔ってるせいなのか、酷くドキドキした。こんなの経験したことがなくて、無かったことにしたかった。
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『あー、えっと、俺…』
少し頭が痛い、二日酔いだ。俺は目を擦りながら昨日のことを思い返した。
『……あ、すちくん』
『うわ…やっちゃった』
酔った勢いですちくんに醜態を晒してしまったこと、すちくんに意味深なことを言われたこと、送ってもらったこと、全てしっかり思い出した。
『謝罪しよ…』
今日は講義がないため、とりあえずメールをを送って後日ちゃんと謝ることにした。
俺は、女性が好きになれない。というより女性
と恋愛して上手くいった試しがない。好きになろうとしたけど、いつもフラれてしまった。
「心ここに在らず」「何考えてるか分からない」「本当は私の事好きじゃない癖に」「優しいだけ」
そんなことばっかり言われてしまって、もうやめた方がいいのかなとか考えて、
すちくんには言うつもりなんて無かったし、バレたくもなかった。
でも、すちくんのあの時の対応が忘れられなくて、それがずっと心残りだ。
『すちくん、俺の事どう思ってるんやろ…』
考えれば考えるほど分からなくなって、まだ酒が残っているのかすこしあつい。
『早く会いたいなあ、』
謝らないといけないから早く会いたいだ、そう自分の中で言い訳をする。
いつもだったら会いたいことに理由なんてつけないのに。