🌶×🥂✨(ふわぐさ)
⚠️ご本人様とは関係ありません⚠️
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『あいつのせいで…!!あいつがいるから…!!私の人生が狂ったのよ!!この野郎…!!この野郎…!!』
痛い。苦しい。
母さんに殴られてる。
この怒りは俺に向けてじゃなくて,父さんに向けての気持ち。
浮気されたんだってさ。
ストレス発散に毎日殴られてる。
今ではもう慣れた。痛いけど。
『ak…?大丈夫…?ごめんね。こんな母さんで。母さん…もう…死ぬよ…ごめんね。ak。』
どうせ,死ぬなんて嘘。被害者ぶるなよ。
泣いてる。いつもそうだ。母さんは,俺を散々痛めつけておいて謝るのだ。
謝るなら最初からやらないで欲しい。
こんな面倒くさい親がいるのなら…。そう思って,
「母さん。本当にシニタイ?」
「うん…うん…akに迷惑かけたくないよぉ…」
俺は,机の上の錆び付いたバターナイフで,母さんの胸に思い切り振り下ろした━━━━━。
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『う”…う”ッ…ak…最後まで…ッ…ダメな母さんでッ…ごめんね。う”…はぁ…akの母さんになれてシアワセでした…大好き。』
最期,母さんはこう言って,意識を手放した。
鮮やかな血に染まった服。白く,まだ温もりのある肌。
見てらんなくて。雨の中,俺は外へ飛び出た。
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どのくらい走ったのだろう。
疲れて。もう休みたいのに。身体はそれを許さない。
瞼が鉛のように重くて,耳鳴りがする。
マンホールにつまずき,転ぶ。
やっと止まることを許された少年は,そのまま眠りにつく。
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「お〜い。少年。だいじょぶそ?」
知らない声がする。ここは天国?
暖かくて,柔らかい物の上に寝かせれている。
「ん”…んん…」
「少年!!」
「…!?誰…ですか!?」
「にゃはは。fwだよ。君は?」
「ak…」
「いい名前やなぁ〜。怪我はしてないんか?」
この人誰…?俺は警戒しながらも食事を黙々と食べる。
意外と美味しい。
fwさんは格好的に…ホスト?
メッシュにスーツ,整った顔立ちからこう予測したが…客でもない人にこんなに優しくするのか?
「美味しいかぁ〜?結構,いい顔してんじゃん。」
「あ。ありがとうございます…ご馳走様でした…」
fwさんが手を上にあげる。
殴られるって思ったから,俺は頭を守る体制になり,
「殴らないで…!!!」
こう叫んだ。
「…!?ak!?どうしたん…??」
fwさんの行方を失った右手が宙に浮いたまま震えている。
「殴らないんですか…?」
「撫でようとしたんよ。何があったん。話聞くで?」
涙があふれる。
fwさんは慌てて俺を抱きしめる。
その行動にまた涙が出る。
何も言わずに優しく抱きしめてくれる。
すごい安心感。俺はそのまま眠りについた。
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続き/♡300
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コメント
5件
あいらぶゆー
ふぁぁぁぁ!!やっべすごい好き
大好きです…!