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亜美菜さんとス◯ブラを数戦したが、人を挑発できるほどの腕前ではなかった。
亜美菜『少しは手加減しろよー』
亜美菜『てかうま過ぎだろ』
和馬「中学の頃本気で大会目指してたから」
亜美菜『大会なんてあるんだな。そりゃ強いわけだな』
心『ねえ話変わるんだけどさ。3学期は修学旅行あったよね』
ふみ『沖縄だよね!マジで楽しみー!』
亜美菜『でも去年は北海道だったらしいけどな』
ふみ『でも沖縄の方が特別感ない?』
亜美菜『まぁ、分からなくもないけど』
心『一緒に班になれたらいいね』
亜美菜『和馬とだろ?』
心『もー!付き合ったと分かった途端そのいじり多くない?』
和馬「でも俺は心さん達と一緒の班がいいけどね」
心『え!?そ、そう?』
和馬「クラスの人優意外に仲良い人少ないから」
亜美菜『そういやお前人と関わるの苦手なの忘れてた』
ふみ『今の感じだったら友達くらい作れそうだけどね』
和馬「まぁ…いや、なんでもない」
亜美菜『なんだよ、余計気になるな』
和馬「俺夕ご飯の準備あるから抜けるぞ」
心『うん!急なのにありがとね!』
心さんが言葉を言い終えたところで通話を切った。
和馬(クラスの友達と通話…)
和馬(なんか高校生っぽいな)
何気ない冬休み中の1日が、十数分の通話で特別な日になったような気になった。
そのおかげかいつもより料理に腕をかけてしまい夜麻になんかの記念日か勘違いされる程に。
少し舞い上がった気持ちをお風呂の湯で落ち着かせ、自室で寝入った。
すると突然スマホが鳴り出した。ぼやけた視界と手の感覚を頼りに電話に出ると、声ですぐに目が覚めた。心さんだったからだ。
心『ごめんね。こんな夜中に電話しちゃって』
和馬「いや、別に…ふぁぁ」
心『眠いよね。やっぱ切るね。ごめんね』
和馬「大丈夫。それより用事があったから電話したんでしょ?」
心『なんか寝付けなくて』
心『そしたら急に君の声が聞きたくなったの』
和馬「俺の声なんか聞いてもなんもないよ」
心『そんなことないよ。実際君の眠そうな声初めて聞いた』
心『ねぇ、ビデオ通話にしない?』
和馬「え、それはどうしようかな」
心『いいじゃん、付き合ってるんだし』
和馬「寝癖とかついてるかもだし」
心『そういうのが見たいの』
心『それにうちだってすっぴんを君に晒すんだよ?』
和馬「分かったよ」
心『先に言っとくよ?失望しないでね?』
和馬「大丈夫。しないよ」
ビデオ通話に切り替えられ、その画面に映る心さんは月明かりで綺麗な顔が強調され思わず見惚れてしまった。
心『え!?君メガネしてるじゃん!』
心『そっちの方が驚きなんだけど!』
心『うちが泊まった時もしてた?』
和馬「あの時は心さんが家にいる事に緊張し過ぎてたからずっと起きてた」
和馬「だからコンタクトだった気がする」
心『…メガネ付けててもかっこいいね』
和馬「え!?……こ、心さんこそ」
和馬「か、可愛い…よ」
心『やば…顔があっつい。やっぱちょっと恥ずかしいね』
心『もう遅いからうちも寝ようかな』
心『ごめんね、起こしちゃって。おやすみ』
和馬「…いいよ。俺も声聞けて嬉しかったし」
和馬「おやすみ」
しばらく経っても心さんのメイクなしの顔が頭から離れない。
和馬(メイク無しでも可愛かった。)
和馬(あんなの見たら今日はもう寝れなそうだな)