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夜麻「お兄ちょっと付き合って」

和馬「えー?どうせまたアップする用の写真撮りに付き合わされるんだろ」

夜麻「それもそうだし、ちょっと買い物付き合って欲しいだけ」

和馬「……分かったよ。ついでになんか好きな物奢ってやるよ」

夜麻「やった!!ありがとうお兄!!」

和馬(こういうちょっと理不尽な頼み事の時は大体嫌なことがあった時とかだからな)

和馬(最近バイトで家に1人にさせてたし、少しの我儘くらい付き合うか)

それから夜麻が行きたい所に連れ回された後、疲れたらしく今はスイーツ店で休憩をしている。

夜麻「本当に奢ってくれるの?」

和馬「家で1人にさせる時間を多くさせたお詫びだとでも思ってくれ」

夜麻「別に気にしてないのに」

和馬「俺が気にするんだよ。母さんは俺たちに気つかってたまにしか帰ってこないし」

和馬「…夜麻、母さんのところ行きたかったら言えよ」

夜麻「行かないよ。お兄は1人にはさせないって決めてるから」

夜麻「本当に奢ってくれるらしいしちょっと高いの頼もうっと!」

和馬「ほどほどにな」

心「うちにも奢ってよ。お兄ちゃん?」

和馬「心さん!!?なんでここに?!」

心「たまたま亜美菜とふみと遊んでたの」

ふみ「あれ?かっずーじゃん」

亜美菜「急にどっか行ったと思ったらそういう事か」

ふみ「君は?」

夜麻「私はお兄ちゃんの双子の妹の夜麻だよ」

亜美菜「あー、この前言ってたのこの子のことか」

亜美菜「私は亜美菜、よろしくな」

ふみ「あたしはふみだよー」

心「ねえ相席、してもいい?」

夜麻「どうぞ!私とお兄ちゃんだけだとちょっと暇してたから!」

心さん達は席に着くなりパッパと注文をし夜麻と話に花を咲かせていた。

亜美菜「なんかこう話してると双子って言う割にそんな似てないな」

ふみ「顔立ちとかめっちゃ似てるけどね。性格とかそんな似てないね」

夜麻「あー…それはね…」

心「あ、話すのちょっと気まずかったら無理にとは言わないから」

和馬「…まぁ、考え方とか価値観が似てないのは小学2年あたりから中学生の始まりくらいまで一緒に暮らしてなかったからかな」

夜麻「だから双子ってよりも普通の兄妹みたいな感じなんだよね」

ふみ「でも服のセンスとか似てるね。最初見た時ペアルックかと思ちゃった」

心「君を女装させると夜麻ちゃんになるのかな?」

和馬「ちょっとやりたそうな顔しないでよ」

心「別にそんな顔してないし。…今度うちの服着てみてよ」

和馬「やっぱさせようとしてるじゃん」

心さん達は頼んだスイーツを平らげると他にも行く場所があるからと会計を済ませたのち店を出て行った。

夜麻「さっきの双子の話結構割愛したね」

和馬「言った方が良かったか?」

夜麻「ううん、ボクもそんな好きな話じゃないしね」

父親の不倫が原因で離婚したが父さんは無理やり俺を連れて行った。4年近く経つと父さんは他の女と結婚するとか言い出し、俺がいると邪魔だからと母さんに俺を押し付けた。

和馬(みんなあの説明だけだと納得してなさそうだったけど、空気読んでくれたのかもな)

和馬「なぁ夜麻」

夜麻「んー?」

和馬「本当はもっと早く言うつもりだったんだけど、心さんにも偶然あったから今言う」

和馬「俺心さんと付き合ってる」

夜麻「なんとなく察しはついてたよ」

和馬「え?まじ?」

夜麻「なんかピーンってきたんだよね。でもおめでとう!なんかボクまで嬉しいよ」

和馬「……夕飯食べたいものあるか?」

夜麻「え?」

和馬「なんでもいいぞ。なんだったら外食でもいい」

夜麻「普通ボクがお兄にするもんじゃない?」

和馬「これもいつものお礼だとでも思ってくれ」

夜麻「じゃあお寿司食べに行こ!」

心が読める心さん

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