Jinside
『あー、ムラムラする…』
ユンギがあんな表情するから…
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今は、今度出すアルバムの表紙と個人撮影をやってる。僕はもう撮影を終えて、帰る準備までしていた。ジョングギの撮影が終わり、次はユンギの番になった。
撮影場所に行くと、すぐに顔つきが変わり、アイドルの顔になる。ユンギはカメラのシャッター音に合わせて表情をころころ変えていく。それははしゃいでいる子どものようだったり、朧気で儚かったりと、本当に様々だ。衣装と撮影場所を変えて、全く違うコンセプトに。先程のセットよりも暗いそこに、ユンギはゆっくりと寝転がった。
「…はぁ、」
ユンギと僕の間には距離があるのに、まるで吐息が聞こえてくるようだった。
漆黒の羽が散乱する床に、露出度の高い黒の衣装を着たユンギが寝転がり、妖艶な表情をする。角度やポーズ、細かいところを変えて魅せてくれる。
『っっ、!』
それまでは、あくまでコンセプトに沿っているようだったが、突然ユンギが…こう言っちゃあなんだが、エロい、表情をしたんだ。情事の時を彷彿とさせるような、詳しく言えば、絶頂に達した時のような顔。
__薄く開いた小さな唇。喘ぐような荒い呼吸。焦点の合っていない目。紅潮した頬。
彼のその表情を思い出す。ああ、ヤりたいな。
『あー、ムラムラする…』
周りには撮影に没頭するカメラマンさんくらいしかいないのをいいことに、僕はそんなことを呟いてしまった。
僕がそんな爆弾発言をしたとは露ほども知らないユンギは、また違ったえっちな表情をする。腕を顔の横に投げ出して、少し内股にして目を細める。
なんだあれは。まるで組み敷いてください、とでも言っているようじゃないか。
理性を失っていく僕とは裏腹に、誘うように余裕ありげなポーズをとるユンギ。
OK、今日はヤろう。決定だ。
すぐさま頭の中でスケジュール帳を開く。
よし、今日の仕事はこれで終わり。あ、明日ユンギと僕オフじゃん。激しくしてもいいよね。そんで僕とユンギは僕ん家で降ろしてもらって…
今日は一緒にお風呂に入ろう。そこで1Rやってしまおうか。鏡に手をつかせて、自分がどんな顔で喘いでいるのか見せつけてやろう。
あぁ、僕がいつまでも舌を入れずに焦らしてキスをしていると、服の裾を引っ張っちゃうんだよね。そして、彼の熟れた2つのそれを噛んでこねっていたぶれば、雌のような甲高く切ない声で鳴き始める。いじらずとも解れてくる孔に指をあてがえば真っ白な肌はさらに色づき、細い身体はびくんと波打つのだ。蕩け始めた、ナカのイイトコロを繰り返し刺激すればあのえっちな顔で絶頂に達する。
僕の妄想が広がり、興奮がMAXになったところで
【っはい、シュガさん撮影終わりでーす!帰っていただいていいですよー】
いい写真が撮れたのか、カメラマンさんが嬉しいそうに大きい声で言った。
そこにちょうど
[明日に向けてセットの組み替えをしたいので、撮影、準備が終わった方から帰ってもらって大丈夫ですよー]
とアナウンスが入った。
ユンギに急いで着替えさせて、すぐ帰るぞ。
僕はもう理性ではなく、本能で動いていた。
コメント
4件
好きすぎて読み返しに来てる我、w
フォロー失礼します!最高です!
フォローバックのお気遣いありがとうございます! 一気読みしちゃいました! 大人の恋で素敵です。 ジンニムの前だけ素直なユンちゃんかわいい! これからの更新お待ちしています!