Jinside
「お疲れ様でしたー、ありがとうございましたー」
撮影を終えたユンギがこちらへ歩いてくる。
「あ、ジニョン。お疲れ様です、俺もう終わりましたけど帰ります?」
彼からそう言ってくれるのは珍しくて、ユンギも溜まってるのかな、なんて考える。
『ん。…ねぇ、今日家来て…?』
小声でユンギにしか聞こえないように話す。それを聞いたユンギは、驚いたような顔をした。その後ゆっくりと顔を俯かせて
「ひょん、…シたいの…?」
と恥ずかしそうに小さな声で言った。
『そ、最近シてなかったし…それにさっきお前があんなにエロい顔するから』
『今日は優しくできないかもしれない』
普段はこういうことは焦らしたり、はっきり答えないでおくところだけど、今の僕はそんな大人なことできなかった。
「…わかりました、帰る準備するから待っててくれますか」
いつもなら多少嫌がったり、文句を言ったりするけど、今日は大人しくYesと言ってくれるユンギが可愛くて仕方がなかった。
少し俯きながら楽屋へと向かうユンギ。みんなは知らないけど、ユンギが俯いてる理由は、僕がさっき言った恥ずかしいことのせいだ、という事実が、僕の心の奥底に潜む、独占欲のようなものを満たした。
通りすぎるスタッフ1人1人にお疲れ様でした、と言って歩く彼の後ろを怪しまれない程度について行く。
きっと今なら楽屋には誰もいないから 一緒に入ってしまえば少しはユンギに 触れられるだろう、という邪な気持ちがあるからだ。
〈ガチャ〉
よし、案の定楽屋には誰も居ない。
「ふ、」
疲れたように少し深く息を吐き衣装をハンガーに掛けるユンギ。
黒のジャケットを脱げばほぼ透けているようなワイシャツと、おしりの形の良さと足の細さ、長さがわかるタイトな黒のボトムスだけになる。
ワイシャツのボタンを外してる時に見えた艶やかな黒髪の下の項。
ああ、もうダメだ我慢できない。
ユンギに大股で近づくと、半回転させ、こちらを向かせる。後ろにあった壁に押し付けて、距離を一気に無くす。
「、っ!」
「ひょん…?」
少し上目遣いでそう言うから…
「んんっ、!」
『っはぁ、』
「ぁっ、ん、ふ、んぅっ、、」
思わず口付けをしてしまった。
それで終わらせるはずだったのに
「は、ひょ、ん 、ゃ」
なんて、名前まで呼んでくれちゃったから
『くちゅ、ん、』
無意識に舌まで入れてしまった
「んんっ…!くちゅ、はぁ、ん、あぁ…」
僕とユンギの口の中で唾液が混ざり淫らな水音がする。
舌を絡めとり、吸い上げれば彼の腰が震えた。そしてユンギの性感帯である歯列をなぞるように丁寧に舐めると
「っはぁ…!んっ、あぁん…///」
と甘美な声が部屋に響いた。
ああ、もうまじで…ここで始めてもいいかな、なんて本気で考えてしまう。
場所なんか関係なしにいつも通りの流れでユンギの服の中へ手を滑り込ませる。
すると
「っだ、めっ! っは、はっ…」
と先程まで言いなりになって喘いでいた彼に止められてしまった。
ユンギと僕を銀の糸が繋ぐ。
『えぇ、なんでよ』
と言うと
「家に帰ってやるならいいけど、このままだったら、ひょん止められなくなって最後までやっちゃうでしょ!ここ外ですから!」
と顔を赤くして怒られてしまった。
そんなエロい格好に顔、しかも半勃ちの人に言われましても…
『んんー、わかった…今は我慢するから早く帰ろう…』
自分を鎮めて、この後の楽しみのために、いまは無になることにした…
「帰る準備してたのに、邪魔したのはあんたでしょっ!」
ユンギは怒ってるみたいだけど、お前だってキスに夢中だったじゃん…
と少し拗ねた。
ああ、早く帰ってめちゃくちゃにしたいな…さっき家に帰ってやるならいいけど、って言ってくれたな…
コメント
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サンゴさんっっ!ほんとにまじいいね、コメが嬉しすぎて手汗がww早急に帰らせます!wwそんな憧れの書き手さんに褒めていただけてすんごく嬉しいです…!悶えてます…!これからも頑張ります!
早く帰りなさいよ!マジで!! すんばらしい作品ですね✨ 言葉一つ一つが想像力を掻き立てる!めっちゃ興奮します!ヤバい作品に出会えたな…コレ♡♡ ジンとユンギのキャラもなんかリアルでたまらない(o´3`o)♡