4月1日
夜壱の誕生日から1ヶ月。夜壱を騙して脱獄させた。ばれたら私も共犯として罰せられると思う。でも夜壱のことを好きだから、夜壱と一緒にいたかったから。夜壱は私の家にいる、夜壱は私に騙されていることに気づいてると思う、あんなわかりやすい嘘、夜壱が気づかないわけが無い。
4月10日
夜壱が朝起きたらどうして僕を連れ出したのこんなことしたら雛里がって。どうしてって好きだからに決まってるのに、夜壱は気づいてないんだ、私が夜壱をどう思ってるか。気づいてよ。
4月25日
仕事は行かないと行けないからちゃんと行ってるけど刑務所は死刑囚がいなくなったって大忙し。みんなごめんね、私が一緒にいる。でもこの幸せな夜壱との生活を邪魔されたくないの。だから、みんな、もっともがいていて。