『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
TEETH BLOOD 可愛くおねだりできますよね?主様。
〜ルカス編〜
カプ…。
『んぅ…っ。』
『は……っ。この味…甘くて愛おしくてもう手離したくないです…っ。』
ルカスは部屋に来た途端私をベットに押し倒し首元に牙を立てた。
『ん、るか、す…ぁっ。』
ルカスは私に覆いかぶさり太腿へ牙を移動する。
『主様は太もも弱いんですよね……。ここに牙を立てたらどうなっちゃうんでしょうかね…?』
『っ……///』
『ふふっ。これ以上は主様の答えを聞いてからにしましょう。私にだけわかるメッセージを聞いてからにします。』
『赤と黒のラベルをしたワインを見つけた。ワインセラーのどこかに置いたから探して。』
『でしたよね。ワインは私の好きな物で、赤と白は……。』
シュルっ
ルカスは髪のリボンを解く。
ファサ…。
『赤と黒の髪をした私…ですよね?』
『ずるい…分かってて聞いて――ぁっ……っ。』
言い終わる前に太ももに舌が這う。
ちぅ…。
『や、くすぐったい…。』
『……。ふふっ。』
私は主様から離れる。
『え…っ?』
『主様。可愛くおねだりできますよね?』
『え…。』
『じゃないと続きしてあげませんよ…?』
『っ…。』
(ホントにルカスのそういうとこ…っ。)
『…好き。』
『!!』
『ルカスのこと…好き…だよ。だから……お願い…。』
『…合格です。』
『ん…!』
唇を塞がれて再びベットに押し倒される。
『ん、ルカス、優しく…して……ぁっ。』
『無理です…っ。主様が可愛すぎて我慢できそうもないんです……っ。』
その動きでベットが軋む音さえも、私達には聞こえない。聞こえるのは愛する人の声と微かに聞こえる甘い音だけ――。
『主様はどこもかしこも甘いですね…。ふふ。』
『ルカス…。』
『?はい。』
『幸せだよ、私。ルカスとこうしていられて……ずっと、このままがいい。』
『……。私もですよ。ずっとこのまま…貴方と居たい。愛しています。』
『私も――。』
翌朝――。
『すー…すー…。』
『まだ寝てる。』
(そうだ…ルカスは朝弱いんだったな。)
私は身動きを取ろうと動いた。
『ん…?ふふ、主様ァ。離れちゃダメですよ…。』
グイッ
『っ!』
グイッと手を引かれて、ルカスに抱きしめられてしまう。
『暖かいですね……。』
『ちょ、寝ぼけて――。』
するっ
ルカスの手は私の服の中に入る。
『…起きてるでしょ。』
『おや…バレましたか。』
『ばかっ!!』
『いたっ!』
ルカスの頭をコツンっと叩く。
『すみません、主様が可愛くてつい。』
『朝からはダメ!起きてる人いるし、その、聞かれたくないし……。』
『おや、ということは夜ならいいと?』
『うぐっ。』
『私も主様の可愛らしい声を他の執事に聞かれるのは嫌ですし。』
『く…っ。』
(なんだこの、勝負に勝ち戦いに負けた感…!)
『ふふ、冗談です。そろそろ起きましょうか。』
『う、うん。』
(これからこんな毎日が続くのか…私心臓持つかな……。)
次回
ELEVENTH BLOOD 俺がずっと笑顔にしますから、主様。
(あのオレンジの髪の執事だよ!)
コメント
10件
心臓何個あっても足りないですねこれ😵😵😵
ぎゃぁぁ~やばいホントに好き次私の推し!!私生きて帰れるのだろうか…
さいこうだ……やばい 毎日ワクワクするこれ