『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
ELEVENTH BLOOD 俺がずっと笑顔にしますから、主様。
〜テディ編〜
ギシッ…。
『いいですか…?主様。』
『て、テディ、待って……。』
『何言ってるんですか。もう待ちませんよ。主様が俺を誘ったんじゃないですか。』
『さ、誘ったって…っ。』
『今日は紅茶より少し苦めのコーヒーがいい。ラッキーを添えて私にコーヒーを出して欲しい。って。』
『でも、いざとなるとやっぱり…っ。』
『大丈夫です。優しくしますから。』
スルッ…。
テディは私の肩を露わにして牙を立てる。
カプッ
『い…っ。』
『ん…っ。甘くて美味しい…です。ゴクッ。もっと…。』
ゾクッ
テディの色っぽい表情に身体が痺れる。
『ぁ…っ。』
『ん…主様…。大好きです。痛かったら言ってくださいね。』
グイッ
『まぁ…優しくできるか保証しませんけど。』
『え、ま――。』
テディは前髪をかきあげ、私の太ももを持ち上げる。
『ん…ぁ。』
敏感なところに熱が帯びる。
『テディ……っ。』
『主様…っ。俺幸せです。主様とこうしていられて…。俺がずっと…貴方を笑顔にします。どんな辛い時も悲しい時も…俺が幸せにしますから。』
『ふふ、それって、プロポーズ?』
『そうですよ。』
『ふふっ。もちろん。私もテディじゃなきゃヤダ。』
テディの顔を手で挟み唇を塞ぐ。
『ん……!』
『私も大好き。テディ。これからも私のそばにいて。執事として…1人の男として。』
『主様…。はいっ。もちろんです!』
2人で抱きしめ合って笑顔を交わす。
行為が終わった後は何故か寝付けなかった。
きっとその前に飲んだ珈琲のせい。
『おやすみ。テディ。』
『はい。おやすみなさい。』
『すぅ、すぅ…。』
『すぐ寝ちゃった…。少しやりすぎたかな。ふふ、すみません、主様。貴方が可愛くて…。』
サラッ
主様の前髪を分ける。
『ん……テディ…。』
『俺の夢見てるんですか?』
『今日も笑顔が可愛い…。ふふ。』
『…むすっ。主様。俺は男ですよ。かっこいいって言われたいのに…。』
(次は俺が起きてる時に言ってくださいね。)
チュッ
おでこにキスをして俺は瞼を閉じる。
『すー。すー……。』
『よく寝てる…。余程疲れてたのかな。』
(寝顔…可愛いな。)
『大好きだよ。テディ。寝顔も可愛いよ。』
『…かっこいいって言ってください。』
『わぁっ!』
突然声を出されビックリしてしまう。
『起きてたの?』
『えぇ。もう、主様。俺は男なんですから。可愛いよりかっこいいの方が嬉しいんです!』
『だ、だってぇ。』
『…昨日の夜、可愛いだけじゃないって解らせましたよね。』
クイッ
テディに顎クイされる。
『その身体に。』
『っ…///』
『それとも、もう一回しますか……?』
『も、もう勘弁して……っ。』
(その男らしい顔がかっこいいよ…もう……っ。)
『( *´꒳`* )』
満足そうなテディなのでした。
次回
TWELFTH BLOOD 俺に寄越せよ。あんたの全部を。
(皆さん大好き猛獣〜!!!)
コメント
8件
いつもながら最高です!更新されるたびにテンションが上がっちゃいます
私の心臓どっかで見ませんでした!?
神だなんて…///是非とも結婚!(?)嬉しいコメントありがとう♡戻っておいで!w