今回はハッピーエンドです!!
⚠️途中少し 病 み 要素あります。
ではどぞ!!
kn視点__
今日は少し起きるのが遅く、いつもより遅くに食堂へ向かった。
kn(腹減ったな〜♪)
呑気に食堂に行き、扉の前に立つと喋り声がした。
「大先生は実際のところコネシマさんの事どう思ってるんです?」
俺の名前が話題に上がり、不覚にも身構えてしまう。
「んぁ?」
大先生が情けない声で返事をしていた。
「コネシマさんの事、ほんまに相棒や思ってんすか?w」
そう訪ねているのはチーノのようだ。
「ん〜、思ってへんで?」
え……?思ってない…?
あんだけ言ってたくせに……?
「www」
何が起こっているのか分からず、扉の前で立ち止まってしまった。
「何してんすか」
背後からショッピ君の声がして、我に返った。
割と大きめな声がしたのは気のせいだろうか?
「おぉ〜、なんも無いで?」
動揺していることがバレないよう、明るい声で返事をする。
「そうすか、じゃあさっさと食堂入りません?」
入ることに嫌気がさしたが、お構い無しに入っていくショッピの後に続く。
「あ、はよー」
俺がさっきまで相棒だと思っていた人に挨拶をされ、戸惑ったが何とか「おはよう」と返すことが出来た。
「シッマ?wどしてん元気ないやんけ!」
「そうか?朝やからちゃう?」
自覚していない人がそう訪ねてきたって、何も嬉しくない。
………相棒にすら愛されないんだ。
でも、彼が笑っているんだったら…別に良いのかもしれないな。
「今日腹減ってないし部屋戻るわ」
「何しに来てんw」
やっぱり、彼は笑ってる。
そっか、俺は盗み聞きしてたんやから、、、
大先生からしたら、俺はまだ知らんってことか。
じゃあ、、、これからは演じんとあかんのか?
“信頼し合ってる相棒”として。
俺は関わっていかなあかん。
いや“俺達”か。
大先生は最初から相棒として演じてたもんな。
偽物の相棒…か…。
あれから月日が経った。
この間、何度か「相棒なんて思ってへん」という言葉を聞いた。
全て“陰で”やけど。
その度に考えすぎたんや。
もう……しんどいわ。
もう直接ゆってやろう。
「大先生、、」
「なんや〜?」
「俺の事、相棒やなんて思ってなかったんやな」
大先生は頭の上にハテナを浮かべている。
大丈夫やで鬱先生。もう演じんくてええんや。
「…いちどだけでもいいからあいされたかった。」
「シッマ……?何をゆうとるんや」
「ごめんな、大先生。俺はもう知っとんねん」
彼は少し焦っている。
あ〜あ。
ほんまは嘘とか、そんな事なかったんやな。
期待するだけ……損やった。
「大先生が俺の人生を明るく照らしてくれた。けど、俺の人生を闇に染めんのもお前やったな。」
「待って……!ごめんってシッマ…!!」
そのまま振り返らずに、今まで暮らしてきた建物を後にした。
「ははw ありがと。俺の人生を2度も変えてくれて」
思ってもない感謝の言葉を、皮肉を込めて言い放って。
(もう…ここでは救われへん)
そのまま、幼少期の頃一人でいた暗くてじめじめしている所に来た。
物心がついてからずっと独りやった。
これからもずっと…独りや。
「大先生…できればお前とずっと相棒のままが良かったわ」
裏切られたって思ってまう。
“大先生と相棒になれて良かった”
楽しかったことは変わりない事実。
「シッマ!!」
大きな声がその場に響き、反射的に振り返った。
「大…先生………??」
大先生はひどく息切れをしている。
それが、凄く嬉しいと思ってしまった。
「シッマ、、すまん…俺、シッマやからってなんも考えてへんかった」
「……」
「俺は心の底から相棒やと思っとる。もう俺なんか嫌やと思う、、、。けど、戻ってきてくれへんか?」
「ほんまに……?」
「え、?」
「ほんまに、俺の事相棒やとおもってくれとる?」
いつの間にか涙がこぼれ落ちてきた。
「ちゃんと…思ってる。やから泣かんといて…?」
「ん…。俺、、ちゃんと思われてたんやな。」
「当たり前やん!シッマは最高の相棒やで!」
「ははっw嬉しいで」
「心あるんやw」
「おい!!!!」
END ー いつまでも相棒で ー
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