──────いえもん視点──────
急に後ろから肩を叩かれたことによって驚く。高度を下げたからと言って空中にいることには変わらないのだ。間違いなく人間では…いや、空を飛ぶ能力を持っているかもしれない。俺みたいに。
とか思いつつ、振り向こうと思ったら、背中の後ろから恐怖を感じる。背筋がヒヤリとした感覚、汗が止まらなくなる。どことなく恐怖を感じるそいつは、肩を叩いた後、何も行動を移さない。まるで、その状況を楽しんでるかのように。
こいつがみんなが言う八幡さんっていう人なのだろうか。しかし、誰一人として声をあげようとはしなかった。俺の反応を見て、他のメンツも面白がっているのだろう。この村はなかなかの鬼畜具合だ。なんてことをあらためて感じる。
まあ、さすがに殺すことは無いだろうし、なんてそんな軽い気持ちで後ろを振り向く。
そこには、黒髪の青色のメッシュが入ったボーイッシュな髪型。クール系の美人のような顔立ち。人外を象徴するような大きな角、悪魔やドラゴンのような翼を悠々とはやし、俺のさっきまで見ていた青空の視界を遮るように、大きな翼を広げる。服は中華風の服装で、黒い手袋を手にはめている。金色の瞳は、俺を見逃すまいと、しっかりと捉えられている。
狂人なんて言うから、服装ももっとやばいものだと思っていた。いや、中華服がおかしくないとは言ってないが…。思ったよりもまともに見える。
なんて思っていたら、先程まで一言も喋っていなかった、八幡さんだと思われる人が声を発する。
「誰、君?迷子?」
八幡さんはそう訪ねてくる。俺の事を完全に子供扱いしてくる彼女に少し、苛立ちほどでは無いが、不満が募る。俺は子供と言えるような歳ではないのだ。
そんなことを思っているに、無視するように八幡さん以外喋ろうとしない。なんなら全員開いた口が塞がらないように顔を青ざめていたり、何を話せばいいのか分からなくて、口がパクパクとしている、と言った状況だ。そんな摩訶不思議の光景に俺は首を傾げる。もしかしたら、この人は八幡さんなのでは無いのかもしれない。なんて発送にたどり着く。
一旦八幡さん(?)の質問に答えておこう。
「迷子って訳では…あなたは八幡さんであってます?」
「ンマッ」
「んま?」
突然よく分からない言葉を発する。それが狂人だと呼ばれる原因なのだろうか、なんてみんなが静かな原因は何かを考え始める。
いや、そもそも聞けばいいのか。という考えに至り、1番近くにいたレイラーさんに尋ねる。
「レイラーさん…さっきから何黙ってるんですか…?」
「い、いや、だって……そんな…そんなことってッ!!!」
レイラーさんは俺が話しかけるや否や、魂が戻ってきたかのように慌て始め、顔が青ざめ始める。
なぜそんなことになっているか、俺には理解できなくて、でも、理解したくて、俺は、さらにその原因について言及する。
「どうしたんですか…?」
俺が聞けば、レイラーさんは恐怖で歪んだ表情をうかべる。そして、震える手をゆっくり、ゆっくりと指を指す。その指の先にはきょとんとした表情を浮かべた八幡さん。八幡さんも私?と言いたげだ。
しかし、レイラーさんは小刻みに震えながらも、首をゆっくりと振る。じゃあ誰だと言うのか、と思い、顔をしかめる。
あ、と八幡さんはポンっと効果音をたてるように拳をたてて手のひらの上に落とす。
「もしかして…このこと?」
と言って、八幡さんは飛行していた位置をずらす。そこに居たのは気まずそうに空中に飛ん──────
八幡さんと無事に合流できた。特に異常もなく、簡単に合流した。ちなみに、八幡さんと合流し終わってから、戦終組と合流すると、既に血の海で、ついでと言わんばかりに、メテヲさんは適当な死体を引きずる。…どうやら実験に使おうとしているらしい。有限な資材を有効活用するメテヲさんは偉いな、と思う反面、なかなかえぐいことを簡単にするな、なんて少し引いてしまう。みぞれさんは1歩引いたところで、氷を出して休憩している。いや、涼んでいるの方が正しいのかもしれない。
ルカさんは速攻ひなさんの元に向かい、無事を確認している。
こうして、何事もなく、八幡さんと合流を果たした。
戦争していた理由は城に帰ってから聞こう。こんな場所に長く滞在したくない。
最後に、茶子さんが植物の前で一礼する。そうすると、茶子さんを中心として色とりどりの花々が咲き始め、木が明るさを取り戻し、どんよりとしていた森を明るく改変していく。そんな美しい景色を俺は、力の差を痛感しながらも、綺麗さに目を奪われる。
茶子さんの深い礼が終わり、体制を戻す。そうすれば、そこを中心として、暖かな風が当たりを包む。まるで春のおとずれのように
──────???視点──────
危なかった。本当に。まさか能力を使うはめになるとは…あそこで会うとは思わないだろ。油断した。ご主人からまだ失敗作を残しておけ、と指示がなければ、偽物を壊していただろう。危なかった…。
「ちょっと待ってくださいよ。その能力は私の能力ですからね?勘違いしないでください」
影からそんな声が聞こえる。その声を無視して、また、歩き始める。結局スパイスはご主人のせいでお預けとなった。残念だがしょうがない。次回があるから大丈夫だ。
「楽しみだな〜♪」
ここで切ります!!ギリセーフ!!何故か知らんがテーストテストが近いので勉強します!!やりたくねぇよ…
そろそろルカひな八幡宮(敬称略)の立ち絵?を公開しますね今は投稿できない日に温存しておきます。
ちなみに文字化けに深いってほどの意味はないです。ちょっとしたノイズって感じの意味合いで入れました。あ、でも一応関係はうすーくありますよ?薄く…なのかはわからないですけど。いつかお話したい…。
てことでおつはる!!!!
コメント
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メテヲさんエコだな〜(棒)