「おっ。クラり〜ん」
そんな声が響いた。 あの3人組だ
「最近,つれないじゃんかー。またジュース出してくれよ」
『ちょっと!』
明らかな贈り物目当てで近付く此奴等に苛ついて文句を言おうとしたら クララが立ち上がった
クララ「見てて!」
クララはさっきまでおどおどしていた様子が嘘の様に悪戯っぽく笑った
3人組に向かっていく
「とりあえず冷たいやつを,3人分……」
その言葉に頷いてポケットを叩いた
ゴツッ!
飛び出したのは……巨大なら自動販売機
よっちゃんという生徒の顔面を強打して
そのまま地面になぎ倒してしまった
「よっちゃーん!!」
他の2人が呆然と駆け寄った
クララ「お金いれたら,たくさん飲めるよ!バイバイ!」
フンッとクララは鼻を鳴らした
他の2人が倒れた生徒を担ぎ,泣きながら逃げて行く
入間「ハハ……やっぱり,やりすぎたよ……」
ニコニコと笑うクララに入間は思わず苦笑した
アズ「ご命令どおり,ウァラクにちょっかいを出していた全員から,もう手は出さないと言質をとってまいりました,入間様!」
アズ君は胸に手を当てて敬礼した
其の制服は所々焦げている
まるで火炎の魔術を使ったかの様に
入間「あっ,ありがとうアズくん!
えーと……話し合いに,行ったんだよね?」
アズ「はい!穏便に!」
入間「そっ,そう……」
入間は深く訊くのを辞めた
ベチャッ!とアズ君の頭に何かが投げつけられた
『アッアズ君!?』
クララ「ひゃっひゃっひゃ。ヒットヒット!」
見るとクララがバケツにスライムを山盛りにしてケラケラと笑っている
アズ「きっさま……!」
クララ「今日の遊びは,まず,スライムペイント!入間ち青ね!アイちは赤色!
アズアズの服は白いから,キャンバス!」
楽しそうに青と赤のスライムを差し出した
アズ「ふざけるな!だれがやるか,そんな遊び!ですよね,入間様!?アイ様!?」
入間「青かあ。僕は緑がいいかなあ」
『楽しそう…!!』
アズ「入間様!?アイ様!?」
スライム片手に走り始めて4人で遊び始める
クララ「びゅんびゅんびゅーん!ぎゃおーぎゃおー!」
はしゃぐクララは本当に楽しそうだ
入間もアタシも楽しいし,アズ君もなんだかんだ楽しそう
今日は何をして遊ぼうか?
悪魔学校生活
賑やかな遊び相手が出来ました
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