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ST .
なんだか 、 最近恋人がおかしい
別に浮気だとか 、 そういうのは彼は分かりやすいから違うとそう感じる
なんていうか 、 変なんだよなぁ
「 はぁ 」
と一息ため息をついてパソコンから目を離す
自分がそれなりに重いことは理解して居るし 、 迷惑かけ過ぎない様にしているつもりだったんだけど何処かでやらかしてしまったのだろうか
こちらを好いてくれているっていうのは感じる
それでも 、 最近一線を感じる気がして1人で勝手に悲しくなる
連絡するにもこういう時に限って何を送ればいいのか分からなくなって意味のない文字の羅列を何度も消してしまった
家にでも押しかけてみようか
彼はきっと面倒くさがりながらもなんだかんだ入れてくれるだろう
そう思っては準備をし始めた
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CO .
「 えぇ … いや … えぇ … 笑 」
夜の真っ只中なんてくらいの遅い時間に突然ピンク髪が来た
明らかに酒を飲む気なのかコンビニ袋の中身からカンッと缶がぶつかる音が聞こえた
家 … 汚いのになぁ等と思いながら彼を家にあげる
悪びれも無く我が家かのように家に入っていく彼のそんな姿もなんだか愛おしく感じられてまぁいいかと思ってしまうのは絆されているのだろうか
さとみくんを目の前にすると昼悩んでいたことなんて吹き飛んでしまいそうだ
昼はあんなに別れたほうがなんて思いかけていたのに、この人を前にすると離れたくない気持ちが溢れて
あぁ好きだなぁ
なんて思うのにいざひとりになってしまうと僕の気持ちと彼の気持ちが釣り合わない気がしてふさわしくないのではなんてぐるぐる考えてしまう
彼が用意してくれたお酒やおつまみはどれも僕の好きなもので 、 彼自身の好きなものは見当たらなかった
思わず視線を向けると気付いた様にこちらを見て無言で飲むべなんてジェスチャーを送ってくる
なんだか、心の内を見透かされてるような気がして少し怖くなった僕はどかりとさとみくんの隣に腰を下ろし一番手前にあった物を手に取って一気に酒を煽った
『 おぉ 笑 飛ばすなぁ 笑 』
まぁ 、 お前の家だし酔い潰れても良いよな
とけらけらと笑いながらさとみくんもぐいっと酒を飲む
… 泊まる気なのだろうか
雑談に花を咲かせながらもさとみくんは潰れる気満々といったように酒を飲むペースがはやかった
それに気付いた僕は僕も負けたくなくって更にお酒に手を伸ばした
『 ねぇ ころん なんか俺した ? 』
あぁ しまった と思った
なんとなく勘付かれてるなとはさとみくんの事だし思っていたがここまでだったんだ
基本さとみくんは自分から迫る事をあまりしない
普通ならそれって好かれてないんじゃ … となるけど 、 さとみくんは普段の行動から僕への愛を感じるのだ
僕は愛されてる。そうはっきりと感じる程に
だからこそさとみくんは絶対に僕を優先してくれる
自分のことなんてお構いなしだ
… 僕はそれに甘えてしまってる
だけど 、 彼自身にはどうしても甘えられなくていつもどこかつんとした態度をとってしまう
そんなところや 、 さとみくんに何も返せていないところに僕が不安を覚えている事がさとみくん本人になんとなく伝わってしまったんだろう
さとみくんの様子は今にも泣きそうだった
声色も顔も全部
不安でいっぱいの様子でこちらを見詰めていた
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