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太陽の光が窓から差し込む。この国の太陽の光は、どことなく優しい。太陽の光が照りつけていて雨も少なかった俺の故郷とは大違い。
今日は──いや、今日“も”特段することがない俺は、読みかけの新聞を広げる。読もうとして、なんとなく面倒くさく思って、ベッドに寝転がる。
旅が終わるまでは、こんなにもゆったりとした時間が過ごせるなんて、夢にも思っていなかったな。
こんな生活ができるようになったのは、全て──
「カイ君いる!?」
「……うるせえぞ、ノア。せめてノックしてから部屋に入れ。」
「はいはーい」
このアホ──ノア=クライネルトのおかげだ。
「てことでおじゃましまーす」
「邪魔すんなら帰れ」
「じゃあ、失礼し──」
「失礼もすんな」
……こんなアホみたいな会話をしている俺達だが、
「それよりさー、今日、めちゃくちゃ暇なんだよね」
「いつも通りだろ。とりあえず帰れ」
「むー、カイ君ひどいよー。そんなんじゃ、一生モテ期来ないよー」
「知るかよ」
「知りなさい。そして僕に構いなさい」
実はこの世界を救った、
「何か腹立つ……コイツ1回本気でぶん殴ってやろうか……」
「……え、ちょ、待って、カイ君、一旦落ち着こ？」
「俺は落ち着いてる」
“勇者”ノアと、
「カイ君に殴られたら死んじゃう！」
「……」
「死にたくない死にたくない！命だけは、命だけは！」
「ならとっとと帰ってくれ。そして俺にゆっくりする時間をくれ」
「失礼しました！」
その相棒である。
【登場人物紹介１】
出身地：アスカリア(ヴァルカヌス王国の王都)
誕生日：10月25日
身長：166センチ
体重：57キロ
年齢：18歳
好きな食べ物：カレー
家柄：平民→貴族
“勇者ノア”の相棒。ちょっと荒々しいが、この物語トップレベルの常識人。
【あとがき】
くっそ読みにくいのは許してくれ。
ちなみに外国っぽい名前は「欧羅巴人名録」ってサイトを使って決めることが多いです。
https://www.worldsys.org/europe/
