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第6話スタート
剣持side
撮影も終わったし…帰ろうか
そんなことを考えていた。
プルルルルルル
ガッくん?
こんな時間なのにどうしたんだろう
「もしもし?どうしたんですか?」
伏見「」
「…ガッくん…?」
伏見「刀也…さ…ッ…」
伏見「逃げ、て」
「ガッくんッッ!」
??「ガッくん、時間だよ」
伏見「ッ…」
ブチッ
ツーツーツー…
「ガッくんっ!出て…!出てよっ」
いくら電話をかけても、いくらメールしても
既読もつかず、もちろん出もしない。
「ガッくん…ッ…嫌だっ…そんなの、嫌だよっ」
…そうだ。
あれなら、電話に出てくれるはず。
ガッくんを、救えるはず
最初から,こうしておけばよかったんだ。
伏見視点
あれから、何時間だったのだろう
刀也さんがまたされてるって聞いたから止めにきたら…まさか、捕まるなんてなw
いや、笑い事じゃないか、
電話でも刀也さん…焦ってたなぁ
ここに来たりしなきゃいいけど
ドアが開いた。
「え…っ…?」
そこにいたのは、刀也さんだった。
剣持「ガッくん、大丈夫ですか」
「え、まぁ…大丈夫、っすけど…」
剣持「…彼女はどこですか?」
「い、行っちゃダメっすッ!」
刀也さんは、枷とかを外してくれたけど…
あまりにも危険すぎる
「刀也さん、早く逃げてよッ」
剣持「…どうしてですか?」
「どうしてもなにも…っ!」
その時、俺は気づいた。
刀也さんの目には光が入っていなかった
あぁ、この人は今は…今の俺じゃ、助けられない
助けたいのに、助けようとしても、きっと,手が届かない
「刀也さん…ッ」
剣持「大丈夫ですよ」
刀也さんが、そんなことを言った。
なんで、確信できるんだ?
剣持「現剣道部、ナメないでください」
そう言って、刀也さんは笑ってくれた。
剣持「とりあえず、加賀美さんには連絡したので、外で少し待っていてください」
刀也さんが…そういうなら。
俺は首を縦に振った。